人生は選択できる〜現実世界と同時に存在している、まったく違う人生

Rossco’s Eyes ～人生を俯瞰する視点～ Vol.234

Introduction

人は人生のどこかのタイミングで何かを選択し、決断し、人生を歩んでいますが、実は無意識に何かを“思い込み”、人生を選択している場合もあるのです。

今回ご紹介する実証例は、体の不調や心の空虚感に50年以上も悩まされてきたある女性（Sさん 60代広島県）が、ミロスシステムに出会い、辛い人生をつくり上げていた“思い込み”をリセットした瞬間から、まったく違う人生にみるみる変わっていった体験です。

人生がうまくいかないという人にとって、この実証例は大きなヒントになるのではないでしょうか。

『人生は選択できる～現実世界と同時に存在している、まったく違う人生』

身体の不調や空虚感に悩まされてきた

身体の不調から50年以上も薬を手放せない生活を余儀なくされ、心の空虚感に悩まされてきたSさん。結婚生活においても、夫に対してどこか他人行儀なところがあり、甘えることも頼ることもできず、家族のため、子どものためと、仕事や家事に一人で頑張ってきました。

そして、ある時期から「このままでは人生虚しすぎる…」と思いだし、自分とは何か、人生とは何かを探して心の世界を学び、人生を高めるための講座や癒しの施術など、よかれと思うものは何でも取り入れてきました。

しかし、良くなるのは一時的で、すぐにネガティブな思考に引きずり込まれ、自分を変えることができませんでした。

探し求めていたものとの出合い

そんな彼女を別世界へと連れ出したのが、親しくしていた友人でした。友人に勧められミロスのセミナーに参加し、初めてそのシステムに触れた時、Sさんは自分の中に新しい宇宙が誕生したほどの衝撃を受けたと言います。

高い次元から解かれた3次元世界のメカニズムに驚き、まさに自分が探し求めていたものはこれだと確信した彼女は、なぜこんな人生になってしまったのか…その答えを見つけた気がしたのです。

10歳の頃に聞いた父の言葉

10歳の頃から体調がおかしくなり、薬を手放せなかったSさんは、一体、その頃の自分に何があったのかと思い起こしてみた時、父の言葉が鮮明によみがえってきました。

「どうしてあの子は勉強をしない、できの悪い子なんだ！」

そう母に話している父の言葉を、不運にも聴いてしまった彼女は、その時から自分のことを否定しだしました。

「私は父に嫌われている。この家にいてはいけない子どもなんだ…」

父のことが大好きだっただけにショックは大きく、その日から吐き気、頭痛、貧血…と様々な症状に悩まされるようになりました。

父の愛に包まれた体験

そして、あまりの辛さから父のことを切り離し、家族の中で疎外感を感じながら生きていた彼女は、父に対する思い込みがもとで男性に対して壁をつくり、大人になり伴侶に恵まれても、夫に対して距離感を持ち、家族がいてもどこか孤独でした。

しかし、ミロスのカリキュラムを受ける中で、あのショッキングな出来事が“自分の一方的な思い込み”であることに気付いたら、過去から“父の愛に包まれた人生”に変わってしまったのです。

全身に父の愛が流れ込んできたように体があたたかくなり、Sさんの環境は自ずと整っていきました。

心も肉体も別人のように

心配事だったお金のことも、父が自分のために残してくれていた遺産があることがわかり、問題がなくなりました。体調面でも、自然と体を思いやる気持ちが生まれ、20年以上吸い続けたタバコもあっさりとやめることができました。今まで何度やめようとしてもやめられなかったタバコを簡単に手放せたことは、彼女にとってはあり得ないことだそうです。

変化はそれだけではありませんでした。人混みに入ると必ず頭痛を起こすため、52年間片時も離せなかった頭痛薬も飲まなくなり、食生活においても“サプリメント”で生きていけたらいいと思うほど食べることが嫌いだった彼女が、朝、お腹が空いて目覚めるほど食欲が湧き、今まで食べようとも思わなかった肉料理をペロリと平らげてしまうほどでした。

つい最近まで、人生に虚しさを感じていた人とは思えないほど、Sさんの心も肉体も別人のように変わってしまいました。彼女にとってミロスシステムはなくてはならないものになり、今、本当の自分を生きることの楽しさを思う存分体験しています。