口では「自分を変えたい」「現状をなんとかしたい」と言っていても、また、いくら強く願っていても、現実はそうそう変わるものではありません。
なぜなら、我々の人生は自分の意思によってコントロールしているわけではないからです。
実は人間の顕在意識の水面下にある“無意識の自我”にある情報が、現実の世界に“反転”し、様々な現象として現れているのです。
例えば、「自分はダメだ」という情報を持っていれば、「自分を変えたい」と思っても“自分はダメな人間なんだ”と感じる情報を目の前から拾い集めます。
また、過去の体験から「自分は何をやっても続かない」という情報を持っていれば、「新しいことにチャレンジしよう」と思っても、途中で断念するに相応しい理由が生じ“続けることができません”。
ショッキングな話ですが、たとえ現状が自分にとって思わしくなくても、“無意識の自我”は変化することを好みません。さらに、“無意識”は絶対に自分では分からないようになっているため、対処のしようがないのです。
では、これが人生だと思ってあきらめるしかないのでしょうか?
今回ご紹介する実証例は、子供の頃から母との確執や様々な人間関係に悩み続けてきたある女性(Kさん・大学生)が“ミロスシステム”に出会い、親を通して今までの人生をつくり上げていた“無意識の自我”をリセットし、自分の問題のみならず、家族まで変わっていった体験です。
『試練を与えてくれる親ほど、人生を変える“キーマン”になる』
母親からのひどい仕打ち
開業医の父と専業主婦の母、周りから見ればとても恵まれた家庭環境でKさんは育ちました。
しかし、その実態は、物心ついた頃から、いつも母に怒鳴られ、時には手を上げられ、なぜ怒られているのか原因も分からず、ただ泣くばかりの絶望的な日々を過ごしていました。
「本当は男の子が欲しかった」
「お前は出来損ないだ」
「お前のせいで家族はバラバラだ」
「何も期待していないから、早く出て行ってくれ」
……等々。
自己否定が大きくなる
母からあびせられる否定的な言葉や暴力は、彼女の自尊心をとことん傷つけていきました。
母が家に居るだけで委縮していたKさんは、家族のぬくもりや家庭の安らぎを感じることなく育ちました。
そして、いつしか自分のことを “私はダメな子” “いらない子” だと思うようになっていたのです。
精神的に限界に…
そんなKさんは、小学生の頃から学校でも塾でもいじめられ、ひとりぼっち。
中学、高校、大学でも、気づけばひとりぼっちでした。
自殺も考えたことがありました。なぜこうなってしまうのか分からないまま状況は悪くなるばかり。彼女の精神面は限界にきていました。
人生を変えてくれる“何か”を求めて
「このままじゃだめだ…」
何とかしてこの状況から抜け出そうと藁をもすがる想いで、自己啓発、精神世界、占いに至るまで、人生を変えてくれる“何か”を探し求めていました。
しかし、彼女が納得できるものはひとつもありませんでした。
ミロスシステムとの出合い
そんな中、身体面にも異変が…。
原因不明の症状が表れ体重がみるみる減っていき、体力も奪われていきました。
本当にもうお手上げ状態になり、何をすればいいのか分からなくなっていたときでした。
なんとなく参加したベンチャー企業説明会で、ある男性スピーカーを通して、ミロスシステムに触れていくことになったのです。
父や母に感じるものが自分の中にある
彼女にとってミロスは、最初から衝撃の連続でした。
まず、あの母に感じるものが“自分の中にあるもの”だと聞いて、猛烈に抵抗しましたが、ひとつひとつ自分の中で母の要素を感じていくことで、“母と自分が一致して観える”瞬間があったのです。
「あっ、私だ…」
瞬間、時間が止まり、重たい物が体の中からふっと抜けていくような何ともたとえようのない凄い感覚を体験したそうです。
Kさんはこの時、“三次元の絶対法則”の縛りから抜け出したのです。
そして、父に感じるものについても同様に、自分と父が一致していくことでどんどん体が軽くなっていきました。
これまでの21年間の人生が、気づく度に一瞬で書き換えられていったのです。
“無意識の自我”が反転していた世界
この三次元の世界では、人間の“無意識の自我”が現実の世界に“反転”し、様々な現象となって現れます。
Kさんが不幸な人生を送っていたのは、“無意識の自己否定”を母やいろんな人間関係に映し見て、“私はダメな人間だ”というものを絶えず拾い集めていたからです。
しかし、Kさんは三次元のシステムを知りました。
“無意識の自我”が“反転”し、映し見ている“相手”に感じるものを、“自分の無意識”として理解するというまったく新しい見方で、Kさんの世界はみるみる変わっていったのです。
すべての関係性の再生
最悪だった母は今では別人のように変わり、Kさんに思いやりの言葉まで掛けてくれるそうです。
親子の関係性が変わり、父と母の関係性までも変わり、兄弟との仲も変わっていきました。
親を通して“無意識の自我”がリセットされ、そこに新しい叡智がインプットされたことで、彼女のすべての関係性が再生していったのです。
試練を与えてくれる親はあなたにとって“キーマン”
いかがでしたでしょうか。
世の中には親子関係で悩んでいる人がたくさんいますが、試練を与えてくれる親ほど、実はあなたの人生を大飛躍させてくれる“キーマン”なのです。
今回はKさん(娘)の変容により両親の変容も起こりましたが、その逆の実証例も多く報告されています。
これは、新次元の思考テクノロジーにより、世代を超えて連鎖してきたものさえも終わるということです。
ミロスシステムは、新次元の視点から“無意識の自我”に自らアプローチし、新しく書き変えることのできる実践方法です。
人間関係のみならず、健康面、経済面、教育面ほか、あらゆる分野で成果を出しています。
(終わり)