ミロスシステムにより人生がダイナミックに変わった人たちの実証例を、毎回ご紹介していますが、彼らの変化は問題解決というレベルではなく、まさに生きながらにして生まれ直したような変容ぶりです。
これからご紹介するある女性(Uさん 50代 東京都)のケースも、重度の鬱に苦しんできた10年間が、まるで過去世に思えるほど、今、全く新しい人生を送っているという体験です。
人間がミロスという新次元の知性を持ち、目の前に見ている世界を通して、自分ではまったくわからない内面意識を知り、そこで繰り返されてきた葛藤を終わらせることで、根源から自分を生み直すことができるのです。
結果、従来の生き方は初期化し、人生そのものが再生していきます。いうなれば、ミロスシステムは人間が全く新しいタイプの人類に進化する実践的方法論と言っても過言ではないのです。
『生きながらにして生まれ変わった私~鬱からの復活、そして今~』
重度の鬱症状
まずは、Uさんがミロスシステムに出合う前はどういう状態だったのか、そこからかいつまんでお話しします。
周りから超パワフル人間と言われるほど並外れたバイタリティと勤勉さで仕事をしていたUさんは、ある日、過労で倒れたことを機に、今までの生活が崩壊していきました。
精神病院への入院を余儀なくされ、退院後も重度の鬱症状で思うように動くことができず、10年間も家に引きこもっていました。生きていることが辛くて、毎日泣き続け、死ぬことばかり考えていました。
なぜ鬱になったのか?
しかし、そんな状態の彼女が、ミロスシステムに出合い、驚異的に変容していくのです。ミロスのカリキュラムを受けていくなかで、自分ではわからなかった内面意識の葛藤を知り、それがつくり出した“生き方のパターン”が、自分を精神的に追い込んでいたことがわかりました。
なぜ鬱になってしまったのか?なぜそんなにまでして頑張らなければならなかったのか?その答えを自分の中に見い出した瞬間に、不安や恐怖は消え、苦しい人生は終わりを迎えたのです。(※Uさんの体験は、バックナンバー「VOL.174 鬱になったメカニズムを知り、10年来の苦しみから解放される」をご覧下さい。)
鬱が回復
これまで自分の人生を支配していた大元を知り、生き方をリセットしたUさんは、まるで生まれたての赤ちゃんのようでした。そして、幼子が親から「これは〇〇だよ」「こうすれば〇〇できるよ」と教わるように、全く新しい生き方を学び、体験したことのない人生を歩み出したのです。
薬よりもミロスシステムを求め、気づけば薬に頼らない生活に変わっていました。鬱になってから何にも興味を持てなくなっていた彼女に、好奇心とチャレンジ精神が湧き起こり、純粋に「やりたい」と思う事を形にしていける喜びを、実際に体験できるようにもなりました。
何よりも素晴らしい変化は、元の精神状態に引き戻されることがなかったことです。なぜなら、過去の思考癖が出てきても、それが自分を追い込む“パターン”であることを知った彼女は、思考の迷路にはまり込むこともなく、自分を傍観する感覚で見守っていられたからです。鬱は、回復しても再発しやすい精神疾患と言われているだけに、この変化には、医者も驚くばかりでした。
自分を見つめる“視点”
また、病で倒れる前のUさんは、自分の人生について真剣に考えることもなく、日々に忙殺されるだけの生活を送っていましたが、ミロスシステムに出合い、初めて自分を見つめる“視点”を持ち、自ら人生を創造できるという毎日に豊かさを感じられるようにもなりました。
そして、自分の足を引っ張っていた自己否定や愛情の欠乏感についても、内面の葛藤を、親や兄弟姉妹に映し見てつくり出した“幻想”だとわかり、そのバカバカしさに笑えたのです。
こうして、間違った認識を一つ一つ外していくことで、毎瞬、毎瞬、フレッシュな感覚になり、自分をまるごと愛せるようになったUさん。鬱から脱出できただけでも奇跡でしたが、この後、少し前の彼女には想像もできなかった“幸せ”が舞い込んできました。
幸せが舞い込んできた
ある日、Uさんに想いを寄せる男性が現れました。結婚経験もあり、人並みに恋愛経験もある彼女ですが、ミロスシステムを知らなければ、過去の失敗から一歩前に踏み出す勇気を持てなかったかもしれません。しかし、過去の恋愛は、自分を愛せない自分がつくり出した負のパターンであることを知り、もう自分を愛せるようになっていた彼女は、安心して彼の想いに飛び込むことができたのです。
彼からの熱い言葉は、私から自分への愛のメッセージにも聞こえると言うUさん。自分を愛し、彼からも愛され、生まれて初めて女として生まれてきた喜びを感じているそうです。
「私は生きながらにして生まれ変わりました!」
そう話すUさんを、誰が想像できたでしょうか。その穏やかで満ち足りた表情には、微塵の不安も感じません。つい最近まで、重い鬱の症状で、ほぼ一日中ふとんの中で寝ていた女性とは思えないほど、彼女は全く新しい自分に生まれ直したのです。
(終わり)