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この世界はイリュージョン 自分次第で思い通りに創造できる

Rossco’s Eyes ~人生を俯瞰する視点~ Vol.167


Introduction

内閣府が発表した2014年版(平成26年)「子ども・若者白書」によると、日本の若者は他の国と比べて、極端に自己肯定感が低く、自分の将来に希望を持てないでいることがわかりました。

また、自身の社会参加についても意識が低く、社会の現象は変わらないと思っている若者が多いのも特徴です。

しかし、我々が目の前に見ている世界は、実は自分の内面意識が表に反映した世界です。つまり、あなたが見ている世界は、すべてあなたの意識に依存しており、自分次第で変えられるということです。これが、私が三次元をイリュージョンと呼んでいる所以です。

そこで、今回ご紹介する実証例は、将来に夢を持ちながら、親の反対やいろんな条件等でなかなか思うようにいかない人生を、ミロスシステムで紐解くことにより、思い通りの世界に変えていったある女子大生(Nさん)の体験です。

『この世界はイリュージョン 自分次第で思い通りに創造できる』

両親に心配や迷惑をかけたくない

Nさんが中学2年生の時でした。ある日突然、父が脱サラ宣言をし、専業農家に転身。お金を借りて本格的に農業を始めました。

あまりにも予想外の出来事にNさんは不安になりながらも、三人兄弟の一番上だった彼女は、生活が苦しくなったら自分も働きに出ようと覚悟したそうです。そして、両親に余計な心配や迷惑をかけないように、いろんな面で気を使うようになりました。

“将来の夢”に向かうも・・・・

そんなNさんにも“将来の夢”が見つかりました。

「声優になりたい」「高校へ通いながら、声優の養成所へ通いたい」

今まで遠慮がちだった彼女の初めての望みでした。勇気を出して母に打ち明けますが、「あなたが声優になれるわけがない」と、全面的に否定されます。

高校時代も親に心配をかけないように優等生で過ごしたNさんは、親の言うとおりに大学へ進学します。

しかし、声優への夢をあきらめきれず、親元を離れて暮らしていたことをいいことに、内緒でラジオのパーソナリティのアシスタントに応募したり、養成所に通ったり、経験とレッスンを積んでオーディションもたくさん受けました。しかし、結果は全敗でした。

両親からの猛反対

知人の紹介で入った劇団では人間関係で悩み、ストレスから腸炎を起こしたこともありました。なかなか夢の実現には至らず、そうこうしているうちに、大学4年生になり、進路を決めなければならない時期がきました。

そこで、彼女はもう一度、“声優”への夢を親に話します。しかし、またもや猛反対を受け、今回も仕方なく就職してから夢を追いかけることにしたのです。

就職活動も夢の実現もうまくいかない

しかし、就職することに気が乗らないNさんの気持ちが企業側には丸見えなのか、就職活動はさっぱり上手くいきませんでした。

また、意気込んで臨んだ声優のオーディションでは、面接官に「あなたが本当は何がしたいのかがわからない」と、ショックな事を言われてしまいます。

妹は“ひきこもり状態”に

そして、その頃、実家では、妹の“ひきこもり状態”に家族が困っていたのです。Nさんは、今までいろんな事を我慢してずっと頑張ってきた自分に対し、何もしていないように見える妹に無性に腹が立ちました。

「なぜもっと頑張らないの!なぜもっと楽しくやれないの? もっと自分を出して表現すればいいのに…」

妹を見ると苛々し、口を開けば言い合いになりました。

ミロスシステムとの出合い

そんなある日、重い足取りで向かったある企業の説明会で、衝撃的な話を聴いたのです。それがNさんと“ミロスシステム”との出合いでした。

「君たちは、自分で人生のストーリーを全て決めて生まれて来ている。最初から必要なものをすべて持っているんだ。一度でいいから自分のことを認めてほしい」

彼女は、そのメッセージに心の底から安堵し、自然に涙がこぼれたそうです。そして、壇上で話していた男性から、今までとはまったく違うミロスの“自己分析法”を教えてもらいます。

“相手に感じるものは、自分の無意識である”という“新しい見方”で、Nさんは目の前の相手に感じるものを自分に戻していきました。すると、見えるはずのない自分の無意識が見えだしたのです。

目の前から“無意識”を知っていく

声優の夢を猛反対する両親に映し出されていた彼女の無意識は、「本当に声優としてやっていけるのだろうか」という不安でした。

親が認めてくれないと思っていましたが、実は自分の夢に賛成していないのは彼女自身でした。就職活動も、親に言われて渋々していましたが、本当は、自分を信じきれない彼女が自分に“守りの人生”を用意しようとしていたのです。

その自信のなさや迷いは、オーディションの面接官の言葉-「あなたが何をしたいのかがわからない」にも現れていました。

妹への怒りも、実は“はっきりしない自分”に対する無意識の抵抗感であり、妹に言い放った言葉も、Nさんが知るべきメッセージだったのです。

Nさんと家族に大きな変化が起こる

こうして、自分の無意識をはっきりと知ると、彼女の中から不安や恐怖が消え、替わりに、ゆるぎない想いが突き上げてきました。

「私は声優だ」

すると、今まで猛反対していた両親が、いろんなオーディションの話をしてくるようになりました。これには彼女も何が起きたのかわからないほどびっくりしたそうです。

また、ひきこもりの妹が、Nさんが気づいた翌日から活動的になり、今では別人のように活き活きと毎日を楽しんでいるそうです。

そして、父の農業にも取材依頼が入ったり、大きな仕事が舞い込んだりと、これまでやってきた事がようやく実を結びだしました。

“夢”の実現に歩み始めた

Nさんが無意識に持っていた不安や恐怖をリセットし、自分を認めたことで、彼女の世界は一変しました。周囲からの信頼も集まり、良好な人間関係の中で充実した日々を送れるようになりました。

そして、声優への道を、いま着々と歩んでいます。

(終わり)

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