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子育てから悩みが消える!オールマイティな答えがあった

Rossco’s Eyes ~人生を俯瞰する視点~ Vol.123


Introduction

幼少期の子育ては、子供の人生の基盤をつくる大切な親の役目です。良い子に育てるにはどうしたらいいか、子供の才能を引き出し伸ばすには何をすればいいのか…。すべては子供の幸せのために、親はいろんなことを考え、与えようとします。

また、この時期の親と子の関係性が子供の人生に大きく影響することも一般的に浸透しています。皆さんも親として、子供に対する自分の言動に後悔や反省をすることも多いのではないでしょうか。

世の中には素晴らしい教育論や子育て法がたくさんありますが、実際にはなかなかマニュアル通りにはいかないものです。「子育てに答えはない」というように、親は翻弄され続けなければならないのでしょうか。

今回ご紹介する実証例は、自分の親を反面教師にして、“理想の子育て” を目指してきたある女性(Tさん)が、ミロスシステムを知り、それまでの子育てのおかしさに気づいていくと同時に、確信的な答えにたどりついた体験です。

『子育てから悩みが消える!オールマイティな答えがあった』

こんな子育て!という理想は?

「私が親になったら、子供のやりたいことは、すべてやらせてあげよう。優しくて、寛大な親になろう」Tさんは子供の頃、そう思っていました。しかし、実際に親になってみると、そうはいきませんでした。

「子供に○○してあげたい」と思っていたことができない。反対に、“これだけは絶対にしないでおこう” と誓ったことをしてしまう…。どうしてそうなってしまうのか、まったくわかりませんでした。

「こんな子育てでいいのだろうか」「私は本当に子供を愛しているのだろうか」「なぜ子供をつくったのだろうか…」

子育てに対する不安と自分への不信感は深刻なものになっていき、どんな方法論も、お金をかけた育児法も、彼女を悩みの淵から救ってはくれませんでした。「もう無理だ…」とうとう限界を感じたとき、Tさんはミロスシステムに出会いました。

反面教師の落とし穴が

聞いたことのない話にもかかわらず、秩序だった内容に信憑性を感じ、どんどん引き込まれていったそうです。特に、システムで述べられている “親と子の関係性の仕組みとトリック” に、それまでの子育ての概念が吹き飛ばされるほどの衝撃を受けました。そして、その日を境に、彼女の子育ては大きく変わっていったのです。

まずTさんは、親を反面教師にした子育てに、思わぬ落とし穴があることを知りました。子供時代、物質的には非常に恵まれた環境で育ちましたが、両親の愛を十分に感じられずにいました。また、優秀な姉に家族の視線が集中しているように思い、寂しさと劣等感を抱いていました。

親に愛された実感を持てない子供は、自分を愛することも認めることもできません。Tさんは、自分に対するどうしようもない欠乏感と劣等感の責任を、すべて両親のせいにしていました。そして、親に “してもらえなかったこと” や “されて傷ついたこと” など、不足感から “理想の子育て” を作り上げていったのです。

両親の本当の愛を知る

彼女の中に不足感(マイナス)と理想(プラス)の二つの世界が生まれ、理想を追い求めるようになりました。実はどちらか一方に意識が向くことで、“無意識” のもう片方が表に “反転” します。

理想を求めて一生懸命やればやるほど上手くいかない。理想の親になろうと思うほど、反面教師にしていた両親と同じ事をしてしまう。それは、“反転のトリック” の罠にかかっていたからです。

今まで悩んでいたことが “仕組み” になっていたことを知ったTさんは、ホッとしたと同時に、両親もこの “仕組み” を知らなかっただけではないだろうかと思いました。

彼女の本棚には、昔、父の書斎で見たことのある子育ての本が並んでいました。父も今の自分とまったく同じ気持ちだったことに気づいた瞬間、傷ついた過去は癒され、両親の愛を自分の中に感じて、全身が温かくなったそうです。

自分が映し出されていた

そしてさらに、子供時代に見ていた父と母とは、自分がトリックのなかで勝手に思い込んだ幻想であることも知りました。

Tさんの父は短期で非常に厳しく、怒り出すと一切相手の言い分を聞かない人でした。そんな父に、彼女はいつも “自分の話を聞いてくれない” “自分のことをわかってもらえない” と不満を抱いていました。

一方、母は才色兼備で、彼女にとって絶対にかなわない存在。憧れと同時に劣等感を感じていました。そして、優秀な姉とは違い、平凡な自分のことを “母は認めてはくれないだろう” と思っていました。

しかし、それが彼女の内面の無意識が反転し、映し出されたものなのです。自分に厳しく、常に誰かと比べてジャッジし、優劣にこだわる自分。他人の評価を気にして外側の世界にばかり意識が向き、自分の声を聞かず、自分を無視し続けている自分。自分が自分にしていることを、両親との関係性に映し出して見ていたのです。

また、Tさんが両親に感じていたものは、彼女の内面であると同時に、実は彼女を産み出した父と母が過去から引き継いだパターンです。わかってもらえないという不足感、自分に対する劣等感など、マイナスをバネに理想を求めてきたことで、代々同じ苦しみを繰り返し体験してきたのです。

無意識をはっきりと認識しよう

Tさんは自身の体験を通して、子育てや親子関係がうまくいかないのは、親が悪いから、子供がこうだから…ということが問題なのではなく、“仕組み” を知らないことが本当の問題であることを理解しました。

そして、本来、絶対にわからないようになっている “無意識” をはっきりと認識することで、悩みや問題を根源からリセットし、二度と繰り返すことのない人生に再生させることができる “答え” にようやくたどり着いたのです。

彼女の子育ては本当に楽しいものに変わりました。子供とは親にとってどういう存在なのか ─ それを知れば知るほど、さまざまな社会問題も子育てが変わることで終息に向かうことをTさんは確信しました。彼女はいま、子育てに奮闘中の親や教育団体、そして、子供たちに向けて、親と子が本当の意味で理解し合い、認め合える社会づくりのために活動しています。

(終わり)

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