1. トップ
  2. Rossco’s Eyes 〜人生を俯瞰できる視点〜

  3. Vol.286


新次元の恋活〜男と女に秘められた仕組み〜

Rossco’s Eyes ~人生を俯瞰する視点~ Vol.286


Introduction

男女が自然に出会う機会が少ないと言われる今、少子化や未婚化の流れを変えようと各都道府県で結婚を支援する様々な取り組みがなされています。

その中で、地域活性化の一環としてある地方で開催された「恋活」イベントに、セミナー講師としてミロスシステムの認定講師(Sさん 女性)が招かれ、今までにない結果を出したという報告がありました。

“素直に恋するきっかけづくり”をテーマに開催されたそのイベントに参加したのは、地元の20代から40代の独身男女。結婚以前に恋愛にも踏み出せない人がほとんどで、最初は全員が下を向いているような状態でしたが、S講師の話に次第に心を開いていったのです。

講師の話す“この世の仕組み”や、“新次元から観た男と女の仕組み”に、結婚に至らない本当の原因を見つけたり、自分というアイデンティティを見直すことになったり。初めて聴く内容に参加者たちは衝撃を受けますが、その仕組みの矛盾のなさに彼らが抱えていた不安も溶けていき、いつしか会場内は和気あいあいとした空気に包まれ、結果、主催者側も驚くほどのカップル成立率を出し、大盛況のうちにイベントは幕を閉じました。

入口は「恋活」ですが、人間や社会の盲点までも見えてくるセミナーになり、イベント後の感想からも参加者たちの結婚やパートナーに対する意識に一石を投じたことがうかがえました。

そこで今回は、その恋活イベントの様子を交えながら、“新次元から観た男と女の仕組み”に触れていきます。人生を一緒に歩むパートナーを求めている男女が、希望を持って一歩踏み出せるきっかけになれば幸いです。

『新次元の恋活〜男と女に秘められた仕組み〜』

結婚できない本当の原因は?

婚活が世間の話題になるように、確かに最近は30代、40代になっても独身の男女が増えています。その中には結婚願望がないという人もいますが、多くは結婚したくてもできないという人たちです。

出会いがない、条件がそろわない、恋愛から結婚に発展しない、経済的な事情や、今は結婚の必要性を感じていない等々、結婚に至らない理由は様々ですが、根本的な原因は男も女も傷つき過ぎていることにあるのです。

それは過去の恋愛経験だけではなく幼少期の親子関係など、むしろ本人に自覚がないほど意識の奧深くに刻まれた傷が幸せを遠ざけているのです。

この恋活イベントにも、いつも恋愛がうまくいかないという人や、出会いをあきらめている人がいました。

幸せになるには父と母を理解すること

(※ご両親がいない方は、親代わりに育ててくれた方を感じてみてください)

彼らがまず驚いたのは、“この自分”が父(男)と母(女)から受け継いだ男性性と女性性のエネルギーでつくられているということでした。

父とうまくいかない、母のことが嫌いという人もいましたが、両親を嫌うということは、同時に自分自身(内なる男性性と女性性)を否定することになり、その自分への抵抗感を目の前の相手に感じてしまうため、恋愛はおろか人生そのものがうまくいかなくなるのです。

つまり、幸せになるには、理想の相手を見つけることよりも、結婚の条件を満たすことよりも、自分の父と母を理解することが必須になります。

そして、両親を理解するとは、父や母に“感じるもの”を通して、自分の内面の男性性と女性性を知ること。どんなに親を嫌いでも、それは自分自身への抵抗感であり、その抵抗感が様々な関係性をつくり出しているというメカニズムを理解することで、両親の本当の姿や想いを知ることができるのです。

自分のすべての基板となる親との関係性をクリアすることが、揺るぎない幸せを掴む第一歩になります。

誰にでも必ずパートナーはいる

また、パートナーとの出会いをあきらめている人にS講師は、この三次元はすべてが相反する2極がペアで存在していることを伝えました。

生があるから死があり、表面があればその裏には裏面がある。そして、自分も男と女でつくられているというように、今まで別々に切り離して認識していた2つが、実は常にペアで存在しているのです。

つまり、自分が存在しているということは、必ずペアの異性も存在しています。この仕組みに、出会いをあきらめていた人は勿論のこと、全員がパートナーの存在をリアルに感じたのです。

自分を知ることで出会いを引き寄せる

そして、パートナーとの出会いを引き寄せる方法は、“本当の自分を知ること”。今、自分だと思っている自分は内面意識が映し出された世界の中でつくられた自己イメージにすぎません。

参加者の多くが自分に強いコンプレックスを持っていましたが、それも自分が自分に擦り込んだ“間違った自己イメージ”なのです。

セミナーの中で講師は、“長所と短所”を使った簡単な実践を行いました。参加者に自分の短所を発表してもらい、見方を変えればそれは長所にもなることを伝えていったのです。自分の短所をマイナス面としか見ていなかった彼らにとって、この実践は非常に効果的でした。

長所と短所も相反するものであり、紙の表と裏のように常に同じ大きさで同時に存在しています。我々は子どもの頃から短所をなくし、長所を伸ばすことを教わってきましたが、長所を伸ばせば短所も大きくなり、短所をなくせば長所も消えてしまいます。

つまり、長所・短所はどちらも自分の特性であり、そこに善し悪しもなく、その時々の状況で長所・短所は入れ替わります。自分がコンプレックスを感じていても、相手から見たらそれがあなたの魅力になっていることもあるのです。

カップルになった男女の組み合わせも面白く、自分の顔にコンプレックスを持つ男性と、化粧っ気のない地味な女性。太っている自分が嫌いな男性と、やせていることが嫌な女性など、自分が短所だと思っているところに惹かれてやってくる異性とカップルになる人が非常に多かったのです。

そして、好きになった人に感じる魅力も、実は自分ではわからない自分の魅力であり、誰かを好きになることで更に自分の魅力も増していきます。

また、相手を通して“自分を知る”という知性があれば、たとえ嫌いなところを見つけても、それは自分の内面の葛藤を終わらせるチャンスになり、カップルで互いに自分(内なる男と女)を映し合うことで、自分を愛し、同時にパートナーはかけがえのない存在になっていくのです。

魅力を引き出し合い、恋も人生もうまくいく。そんな出合いが誰にでも待っています。S講師が言うように“誰かを好きになれば自分を好きになる”恋活イベントで、それぞれが確信できるものを掴み、人生に大きな一歩を踏み出したのです。

(終わり)

同じジャンルの記事

Vol.55罪悪感のある女性は幸せになれない【前半】

Vol.114セックスレス 〜“性”に対する抵抗感からの解放〜

Vol.49男が求めた成功は、すべてパートナー(女)の中にある【第2回】

おすすめの書籍
THE ANSWER

書籍 新次元思考テクノロジー 〜対立を超える視点〜 ROSSCOが生涯をかけて伝え続けた「持続可能な人類のために絶対必要な意識のテクノロジー」とは―。
販売価格 1,980円(税込み)
商品の詳細へ

MIROSSが学べるスクールのご紹介
ミロスアカデミー ミロスアカデミーオンライン