今や3組に1組のカップルが離婚していると言われる時代ですが、離婚に至らなくても心の離れた夫婦はたくさんます。

しかし、結婚とは何か、夫婦とは何か、なぜこの相手を選んでいるのか？その真意を知ったなら、あなたの“パートナーを見る目”はまったく変わってしまうのではないでしょうか。

本来、結婚とは、とてもダイナミックな男と女の創造システムであり、目の前のパートナーは、実はあなたの人生を開く“鍵”そのものなのです。

今回ご紹介する実証例は、離婚寸前のある夫婦がミロスシステムに出会い、こじれた関係性の根源からリセットし、夫婦の再生と同時に経済面で大躍進した体験です。妻のSさんからの報告に基づきお伝えします。

『離婚の危機から～夫婦の再生で経済が動き出した』

夫婦の溝が深まり…

愛し合い、共に寄り添って生きようと結婚したはずが、結婚した途端に夫の意識は会社の経営ばかりに向き、妻のSさんは寂しい思いをして過ごしていました。

“男は仕事”“女は家庭を守るものだ”と決めつけられ、家事や子育てにまったく協力してくれない夫に不満が募り、意見をすれば「誰のお陰で生活ができているんだ！」と言い返される…。

そんな結婚生活のなかで、夫への愛情も信頼感も薄れ、夫婦の溝は深まっていきました。

とうとう離婚を決意

子育てがひと段落ついた頃、Sさんは夫が経営する建設会社を手伝うようになり、彼女なりに業績向上のためにいろんな案を考えました。

しかし、夫は彼女の話を聞き流すだけで、まともにとりあってくれませんでした。そんな夫が憎らしく、彼女はいつもこう思っていました。

「あの人は、本当に感謝のない人だ」「私の話をいつも無視して…嫌な男だ」

会話も成立しない喧嘩ばかりの毎日に、夫婦共に疲れ果て、とうとう離婚を決意。あとは離婚届を役所に提出するだけとなっていました。

なぜ夫婦がうまくいかないのか

そんな崖っぷちの状況で、彼女はミロスシステムに出会い、自分たち夫婦が陥っていた関係性を紐解いていったのです。

初めて関係性のトリックを知った時、Sさんは大変ショックを受けました。なぜなら、夫に感じているものが“無意識の自分の姿”だと聞いたからです。

自分勝手でわがままな夫を自分だとは思えなかったSさんですが、夫に映し出されたものが自分の無意識にあり、それをバネに自分を正当化している姿が見えた時、なぜ夫婦がうまくいかないのかがわかり出したのです。

彼女の人生は180度変わっていった

そこから彼女の人生は180度変わっていきました。

夫に対する不満や不足感は、実は自分が夫に与えていないものだとわかり、驚きました。これまで、夫に意見を聴いてもらえないと思っていましたが、それこそがSさんの無意識の姿であり、夫の本当の想いや考えを聴いたことがない彼女は、“話を聴いていなかったのは自分の方”だとわかりました。

また、夫を通して自分の無意識の葛藤を知っていくことで、目の前の世界はみるみる変わっていきました。

いつの間にか、夫は自分にとってなくてはならないかけがえのない存在に変わり、自然と感謝が湧き起こりました。そのとき初めて「感謝がなかったのは私の方だった」と気づいたのです。

夫婦で実践する決意

夫も一緒にミロスシステムを学ぶようになり、どんなことでも夫婦で超えていこうと決意し合い、その決意が大きな成果を生んでいきました。

夫婦の実践により、二人共に無意識に囚われていた過去の感情や、いろんなしがらみから解放されていき、二人の間に今までにない信頼関係が生まれ、一緒にいろんな事を楽しめるようにもなりました。

なにより夫婦で会話をする時間が以前の何倍にも増え、さらには、相手の話を自分の声として聞くようになると、想像以上の事が起こりだしたのです。

想像以上の出来事が起こり出す

ある日、夫がこう言いました。

「会社を株式会社にするぞ！ 国交省の仕事をとるぞ！」

なんと、それは彼女が夫の会社を手伝い始めた頃からの夢でした。Sさんは、夫の言葉に期待や執着もなく、ただ夫婦で同じ一つの夢を持てたことに幸せを感じていました。

すると、後日。

夫婦でお芝居を楽しんでいた時、国交省の仕事を受注したという知らせを受けたのです。その時の感動は、今でも忘れられないそうです。

そして、以前は県市町村の小さな仕事ばかり請け負っていた会社も、今では億単位の仕事を受注するようになり、工事の成績も良く、国交省から表彰されるほど大躍進を遂げました。

また、夫婦の実践の成果はそれだけでなく、子どもに対する親のエゴが外れ、息子が望む道を応援できるようになり、祖父母からは子どもの教育資金を贈与されるなど、必要なものがどんどん用意されていったのです。

男と女で創る創造の世界

一時は離婚の危機に直面しましたが、過去のすべてが自分にとって必要なプロセスだったと言えるほど、Sさんの人生は変わってしまいました。

極限に触れたからこそミロスに出会い、関係性のトリックや、三次元のからくりを知り、絶対的な安心感を手に入れることができました。そして、男と女の創造システムを学び、まったく新しい世界を夫婦で産み出すことができた彼女は、夫と共に、これからさらに夫婦の可能性を広げ、それを具現化していくことでしょう。

いかがでしたでしょうか。まさか経済と夫婦の関係性が密接に繋がっているとは思いもしなかったのではないでしょうか。

Sさんの夫も「男は仕事」「女は家庭だ」と分けていたように、夫婦関係や家庭は経済とはまったく関係ないものだと思われてきました。しかし、その最も遠くかけ離れたものの中に、経済を動かす仕組みが隠されているのです。

（終わり）