今では、結婚や出産だけが女の幸せとは言わなくなりましたが、晩婚化、非婚化が進む中、幸せな結婚から自分は遠ざかってしまったと感じている女性は、少なくないのではないでしょうか。
恋愛でひどく傷ついた、昔の恋人が忘れられない、男性に縁がない、もう適齢期を過ぎてしまった…。そんな恋愛のトラウマを抱え、一歩踏み出せずにいる女性に、今回は、自分で自分を幸せにするヒントが詰まったシンデレラストーリーをご紹介します。
子どもの頃から、私は幸せになる価値がない…と思っていたある女性(Wさん 20代 埼玉県)が、ミロスシステムに出合い、自分を知っていくことで、不幸な人生にピリオドを打ち、理想の男性との出合いを引き寄せ、一気に人生を変えた体験です。
『運命の赤い糸を引き寄せる シンデレラストーリーを自分に』
不幸の連続だった人生
一年前、父が自殺し、大好きな彼とも別れ、次々に辛い出来事を体験したWさんは、絶望的な状態で、ミロスシステムに救いを求めてやってきました。それまでの人生も、まさに不幸の連続でした。
幼少の頃から、優秀な兄たちと比較され、母から受ける愛情の格差を感じていた彼女は、自分も母に認めてもらおうと、勉強やスポーツに精一杯頑張りましたが、兄のようにはなれず、さらに劣等感は大きく膨らんでいきました。
いつしか「私は生きている価値もない」と思うようになり、中学生で不登校になり、自傷行為を繰り返し、ついに自殺を図ります。幸い、未遂に終わり、高校へも進学しますが、中退し、その後も不幸を積み重ねていきました。
心療内科にもずいぶん通いましたが、「なんのために生きているのか?」という問いに、応えてくれるものはありませんでした。
人生のどん底で
人生のどん底で、ミロスシステムを学び出したWさんは、最初は、自分がどうなっていくのか不安だったそうです。しかし、カリキュラムを一つ一つ受けていくことで、人生の疑問や謎が解けていくような楽しさを感じ、貪欲に求め出したのです。
目の前の相手に、自分の“無意識の葛藤”を映し見ているため、人間関係がうまくいかないことを知ると、自分が無意識下で何と戦っているのか、そして、どんな葛藤をバネにして、どんな世界をつくり上げてきたのかを知っていきました。
自分のアイデンティティを作り上げた、子ども時代の両親や兄との関係性も例外ではなく、いつも兄と比較され、悔しく、寂しい想いをしていたことも、自分に対する低い評価や、そんな自分を愛することができない彼女自身が生み出した世界だったのです。
心の中の葛藤が消えていった
こうして人生を紐解き、自分を知っていくことで、心の中から葛藤が消えていくのを感じました。“どうせ私なんか…”が口癖だったWさんも、気づけば、生まれてきたことへの喜びや、生んでくれた両親への感謝をよく言葉にするようになりました。
また、何をしても拭えなかった劣等感や、生きていることへの罪悪感も、いつの間にか消えてなくなり、代わりに、自分に対する信頼感が生まれ、「生きたい」という強い意思も湧き起こってきました。
そして、生まれて初めて、自分を認め、自分を愛せたWさんの人生は、そこから一気に変わりだしたのです。
“運命”を感じる出会い
自分に「幸せになってもいいんだよ」と言えるようになり、服装まで変わり、男のような恰好から、女性らしいワンピースを着るようになりました。そして、自分にも必ず究極のパートナーが存在しているという“システム”に感じ、今年の初めに「結婚する!」と心に決めたのです。
すると、さっそく縁談が舞い込んできました。自分を愛せるようになった彼女の目の前に現れた男性は、彼女にとってパーフェクトな申し分のない相手でした。
彼の方も、Wさんのことをまだよく知らないのに、“運命”を感じ、2回目のデートの時には、結婚を意識するようになりました。そして、出会って1か月も経たないうちに、1年前の彼女からは想像もつかないほどの展開を迎えるのです。
ドラマチックなビッグサプライズ
彼からの誘いで、仕事帰りに二人で初めてディズニーランドに行き、楽しい時間を過ごし、そろそろ帰ろうとしていた時でした。「今からシンデレラ城に行こう!」と言う彼に、Wさんは写真でも撮るのかなと思っていましたが、実はドラマよりもドラマチックな、ビッグサプライズが彼女を待っていたのです。
シンデレラ城の前で、彼は右のポケットからゴソゴソと箱を取り出し、真剣な眼差しで彼女にこう言いました。
「受け取って欲しいものがあるんだ。僕と一緒にいてくれますか。結婚してください」
パカッと開けた箱の中には、以前から欲しかったシンデレラをモチーフにした婚約指輪が!しかも、サイズもぴったり。あまりの感動に涙があふれて止まりませんでした。
大好きなシンデレラ城を背景に、最高のシチュエーションでのプロポーズ…。「まさか、こんな日が来るなんて…!」
“永遠の幸せ”を自らの力でつかんだ
幸せになることをあきらめ、生きる希望さえ失いかけていた彼女に、こんな人生が想像できたでしょうか。
ミロスに出合い、“自分を知る”という実践で、自分で自分を幸せにしたWさん。夜中の12時をまわっても、魔法が解けることのない“永遠の幸せ”を、彼女は自らの力でつかみ、まったく新しい人生を信頼できるパートナーと共に歩き出したのです
(終わり)