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身体面における新時代の可能性(1) 無意識レベルの自分を知ることで、家族の病状が再生した

Rossco’s Eyes ~人生を俯瞰する視点~ Vol.127


Introduction

この連載でご紹介している数々の実証例は、人間がはまっていたトリックから抜け出したことで起きた、新たな領域の体験談です。

今までの常識では考えられないことが、非常に短期間で起きているため、たまたま、その人だけに起きた奇跡だと思う人もいるかもしれません。しかし、すべての事例はミロスシステムの理解により、意図的に事象を変えた“リアリティ”であり、三次元を超越した空間では誰もが起こせるのです。

そこで、読者の皆様に、より身近にシステムを感じていただけるように、少し趣向を変え、様々な分野ごとに体験を集め、特集していきたいと思います。第一弾目は、身体面におけるミロスシステムの可能性を、実証例に基づきお伝えします。

今回ご紹介するのは、人生に行き詰ったある女性(Nさん)が、自分の生き方をシステムに当てはめて紐解き、無意識レベルの自分を知っていくことで、自身の人生の再生と同時に、家族の病状までもリセットし、再生した驚くべき体験です。

『身体面における新時代の可能性(1) 無意識レベルの自分を知ることで、家族の病状が再生した』

男性性と女性性の“関係性”

人間は、例外なく誰もが父(男)と母(女)から生まれています。

細胞の核の中にある染色体も、父と母から23本ずつ受け取り、合計46本でできています。つまり、父と母という両極の遺伝子を半分ずつ受け継いだものが私たちのベースであり、自分が男でも、女でも、その内側には、父由来の男性性と母由来の女性性の両極がペアで同時に存在しています。

この男性性と女性性の“関係性”が表に反転し、それを外側の世界に映して見ているわけですが、その仕組みを知らないがゆえに、目の前の事象に翻弄され、その事象をなんとかしようとしているのです。

頑張れば頑張るほど遠のく幸せ

Nさんもシステムを知らなかった頃は、大変な人生でした。

夫はアルコールに依存し、毎日お酒を飲んでいました。彼女は、幼い子供を抱えながら、家計を支えるために働き、仕事と家事の両立に息つく暇もないほど忙しい毎日を送っていました。

そして、さらにアトピー性皮膚炎の症状に苦しむ息子の対応にも疲れ果てていました。

「私がしっかりしなければ…」そう思い必死に頑張っていましたが、頑張れば頑張るほど、逆に幸せは遠のいていったのです。

遂にどうにもならなくなったとき、彼女はミロスシステムに出会いました。そして、システムに人生を当てはめて見たとき、どうしてこんなにも苦しい思いをしてきたのか、その本当の原因を初めて知ることになりました。

実は自立に傾いて生きてきた

共働きの両親のもとに生まれたNさんは、忙しい母の手を煩わせないように気を使い、自分のことは何でもできる自立した子供に育っていきました。

しかし、その自立心の裏には母の愛情やぬくもりを求める強烈な依存心が隠れていました。そして、ある日、母の言葉に“私は愛されていないのだ”と思い込んだ彼女は、愛してもらえない自分のことを否定し、辛い感情や普段から我慢している寂しさ、甘えたい願望を、無意識の奧に追いやり、遮断して生きていたのです。

依存できなかったことで辛い思いをしたNさんにとって、依存は悪であり、それをバネにして自立に傾いて生きてきました。その無意識の“依存願望”が、アルコール依存症の夫や、病状への対処に手のかかる息子として表れていたのです。

“依存を抑圧し、自立者を演じてきたから、無意識が表に反転し、目の前に依存者を引き寄せていた”

仕組みがわかったら、その日から夫はお酒を飲まなくなっていったのです。

“男と女の関係性のパターン”

そして、Nさんが人間関係で繰り返してきた“自立”と“依存”のパターンは、彼女に引き継がれた先祖代々の“男と女の関係性のパターン”でした。

夫や父の戦死や病死、また、両親の離婚により、自立せざるをえなくなった女性たち。そして、家族を守れなかった男性たち。

Nさんは今まで男としての役割を果たせなかった男性を否定してきましたが、本当は家族を愛したかったけれど、愛する術を知らなかった男性の悲しみを、人生を紐解くなかで知りました。

システムを知らないがゆえに、互いに分かり合えなかった男と女が、誤った思い込みで傷つけ合ってきた…この男(男性性)と女(女性性)のパターンを、目の前に映して見ていたことを理解したことで、ようやく繰り返しのパターンから抜け出せたのです。

女であることを嫌ってきた…?

父から愛されなかったことも“思い込み”なら、男性に対する抵抗感も幻想でした。

息子のアトピー性皮膚炎は、男性の苦しみだったのだ…そうNさんは思いました。すると、どうしても回復しなかった肘や膝の症状が奇麗に消えてしまったのです。

さらに、Nさんは、子供の頃に父が「男の子が欲しい」と言っていたことを思い出しました。

「お前が男の子だったら、一緒に野球ができたのに」「女は家の跡継ぎにはなれない」等々…。父の言葉を否定的に捉えたNさんは、無意識に女であることを嫌い、男勝りな生き方をしてきたことにも気づきました。

男性性と女性性の誤った情報のリセット

すると、その直後、実家に行くと、Nさんの73歳になる母の骨粗鬆症が治ったことを聞かされたのです。

ちょうど、Nさんが、女性であることを否定し、男勝りな生き方をしていたことに気づいたのと同じ頃に、今までレントゲンでスカスカに映っていた骨が、驚くことに、若年成人の骨密度の99%まで再生していたのです。

先祖から子孫へ引き継がれてきたパターンが解除され、男性性と女性性の誤った情報がリセットされたことで、母(先祖)、夫、息子(子孫)の病状がリセットし、再生しました。

従来の常識を破る出来事ですが、これが三次元を超越した空間で起こる“リアリティ”なのです。

無意識レベルの自分を知ってみませんか

いかがでしたでしょうか。

高齢女性を中心に増加している骨粗鬆症や、生活環境の変化により急増しているアレルギー性皮膚炎。そのメカニズムは様々な角度から研究され解明されつつありますが、症状を軽減することはできても根治には至らないと言われています。

また、アルコール依存症については、「一度なると、適度な範囲内でアルコールとつき合うことはできない」と言われているほど完治するのが難しい依存症です。

しかし、Nさんのように、無意識レベルの自分を知ることで、外側の事象が変わってしまうのです。ミロスシステムは、現代社会を変える新時代のシステムであり、あらゆる分野において可能性を持っています。

来週も引き続き、身体面に起きた実証例をお届します。

(終わり)

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