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“男嫌い”—チャンスを逃す思考の縛りと、父親との関連性

Rossco’s Eyes ~人生を俯瞰する視点~ Vol.241


Introduction

「私は男嫌い」という女性は意外に多く、その数は増えているようです。男性を嫌う理由は、過去のトラウマや、性への嫌悪感、または、理想が高すぎるなど様々ですが、男性に対して苦手意識があることで、その人が女性としてたくさん魅力を持っていても、多くのチャンスを逃してしまうことになってしまいます。

男嫌いを克服するのは、なかなか難しいことですが、ミロスシステムなら、スムーズに、その偏った思考の縛りから自分を解放することができるのです。

今回ご紹介する実証例は、自分が男嫌いであることにも気付かず、異性関係で同じパターンを繰り返してきた二人の女性の体験です。

一人は、男には負けまいとスキルを身につけ、完全武装する女性(Yさん 30代 高知県)。もう一人は、男性がいなければやっていけない恋愛依存型の女性(Iさん 30代 神奈川県)。相対的な二人ですが、共に恋愛も、結婚も求めていました。

しかし、ミロスシステムで自分を紐解くうちに、“男嫌い”であることがわかり、それが無意識に男性を遠ざけ、チャンスを逃していたことを知ります。なぜ男嫌いになったのか…その大元の原因をリセットし、今では魅力ある男性を引きつけるようになった彼女たちの様子をお伝えします。

『“男嫌い”―チャンスを逃す思考の縛りと、父親との関連性』

男性の言葉に抵抗感を抱いた

まずは、Yさんの体験からお伝えします。恋愛経験もあり、結婚願望もあるYさんが、“自分が男嫌い”であることを知ったそもそもの発端は、ある飲み会の席で一緒にいた男性が、“若い女の子”の話をしたことからでした。

「ぼく、女子大生とか好きなんだよね~。ピッチピチの肌がたまらない!」

その言葉にYさんは、一瞬にして抵抗感を抱きましたが、その場は平気な顔をして会話を続けました。しかし、心のモヤモヤはずっと晴れず、ミロスシステムを学んでいた彼女は、その男性や女子大生に“感じるもの”から自分を紐解いていきました。

父の期待に応えられなかった自分

40歳近い自分には、どう頑張っても取り戻せない若さ。やっぱり若い子の方がいいのか…私はもう男性の期待に応えられないのか…と、味わっていくうちに、単なる年齢コンプレックスではない、根深い無価値感をその男性に感じていたことがわかりました。

「この人にとって、私は何の価値もないんだ」

その時、自分が男性を憎んでいることに気付いたのです。そして、その感情は、子どもの頃、父に抱いていたものと全く同じものでした。

幼い頃から父に、「医者か弁護士になれ」と言われて育った彼女は、充分優秀でありながら、父の期待に応えられなかった自分を“価値のない存在”だと決めつけ、自分を認めてくれない父を憎んできました。

なぜ男性を見下してきたのか?

父の前では、いつも“惨め”な気持ちになるYさんは、男性と対等でいることに自分の価値を置き、社会に出ると、ITスキルを磨いたり、男顔負けの論理的な思考を身につけたり、完全武装で身構えるようになりました。

そして、自分の“無価値感”に触れないように、男性を見下す“理由”を見つけていったのです。男なんて性欲の塊だ。女を追いかけることしか頭にない、単細胞でどうしようもないクズだ…と。

しかし、自分に“無価値感”というレッテルを貼ったのは、Yさん自身です。その間違った“自己イメージ”を男性に映し見ているため、それをリセットしなくては、負の無限ループから抜け出せません。

相手に映し見ていたものは

Yさんは、常に男性と戦い、異性関係では、“愛される価値がない”という不安から、完全に男性にゆだねることができず、いつも自分の居場所がないように感じて、孤独でした。結婚願望を持ちながら、相手と距離を置き、自分を守っていられる“不倫関係”を繰り返していました。

しかし、ミロスシステムに出合い、どこまでも自分が映し出された世界であり、無意識に持っている、“自分に対する否定的なもの”を、相手に映し見ていることを知りました。父に感じたものさえも、そうだったとわかった時、彼女の中で、破壊と解放が一気に起こり、涙があふれて止まりませんでした。

Iさんが恋愛に依存した原因

そして、もう一人のIさんも、Yさんとは相対的な生き方をしてきましたが、恋愛に依存した原因は、全く同じでした。ただ、Iさんの場合、“無価値感”につぶされ、勉強も、スポーツも、仕事も全てあきらめ、父から得られなかった“男性の愛”を、外側の世界に求めたのです。

恋愛をしても必ず別れがきた

Iさんにとって、恋愛がすべてになり、愛されるために男性に尽くす人生になっていきました。彼の愛を感じられる間は、満たされた気分でいられますが、関係性が深くなるにつれ、必ず、Iさんは、相手に冷たさを感じていました。なぜなら、彼女自身が“私は愛される価値がない”と思っているからです。

男性がいなくては生きていけないと言いながらも、自分を愛せない彼女には、男の愛を受け取る力も、愛する力もありませんでした。結果、恋愛はたくさんしても、必ず別れることになり、結婚には至らなかったのです。

負の無限ループから抜け出せた

Yさんも、Iさんも、これまでたくさん傷つき、その分、男性への拒絶感も大きくなっていました。無意識の奥で、男性を裏切り、自分が幸せになれないことで、父に復讐をしていましたが、すべては、自分に愛されない自分がつくり出した人生のドラマでした。

こうして、人生を俯瞰し、うまくいかない状況をつくり出していた“仕組み”を理解したことで、負の無限ループから完全に抜け出すことができました。とてつもない解放感と同時に、「この私でよかったのだ」という自分への大きな愛に包み込まれた二人は、それ以来、男性の前で気負うこともなくなり、自分らしさを素直に出して、楽しめるようになりました。

女性の魅力があふれ出した二人

女性としての魅力もあふれ出し、彼女たちを取り巻く環境もすっかり変わってしまいました。父との関係性も変わり、男性の優しさを感じることが多くなり、思わぬ人から愛を告白されることもありました。今、目の前に現れる人は、素敵な人ばかりだそうです。

Yさんと、Iさんは、20年来の親友で、共にミロスシステムを学んでいました。無意識の奥に同じものを持っていたからこそ、引き合い、共鳴し合い、互いに自分の最も知りたい情報を、相手から引き出しながら、今回、一緒に超えることができたのです

(終わり)

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