日本の景気はやや持ち直しているとはいえ、まだまだ実感がわかないのが現実です。先行き不透明な経済環境の下、多くの経営者の方は苦悩しておられることと思います。
しかし、ミロスシステムの実践者からは、世の中の不況がまるで別世界の出来事とでもいうような体験報告も寄せられています。ミロスは現状を修復、改善する方法ではありませんが、実践した結果、経済面でも大きな成果をもたらしているのです。
そこで、今回ご紹介する実証例は、個人で食品卸の仕事をしているある男性(Fさん)が、ミロスシステムにより、思考の枠組みを超えて、自分の想像以上のビジネスチャンスをつかんでいく様子をお伝えします。
『思考の枠組みを超え、ビジネスチャンスを引き寄せる』
ミロスシステムを学び業績が上がった
数年前から個人で食品卸の仕事をしているFさん。当初は魚屋の営業代行から始まった仕事も、顧客のニーズに応えていくうちに、魚だけでなく肉類全般を取り扱うまでになりました。
彼はミロスシステムを学んでおり、理解が深まるに伴い、業績も右肩上がりに順調に伸びていました。そして、将来的には“総合食品卸の会社を持ちたい”と考えていた彼に、未来の自分をグッと引き寄せる体験がやって来たのです。
未来の自分を感じて・・・
ある日、名刺の重要性について知る機会があり、彼は自分が名刺に対していかに無頓着であるかを知りました。一人で仕事をしていることもあり、まったく関心がなかったのです。
しかし、名刺の取り扱いを通して“自分自身の取り扱い”を見つめてみた時、自分をぞんざいに扱っていることに気づき、仕事に対する姿勢を考えさせられる良い機会にもなり、新しく名刺を作り変えることにしました。
Fさんは、未来の自分を今の自分の中に感じ、名刺に記載する事業内容を、今までの“魚類販売”から“総合食品卸”に変えたのです。
名刺の記載通りの経営者へ
すると、その数日後。知人の紹介で近隣の大学内のカフェから野菜関連の卸の仕事依頼がきたのです。
普通はいろいろと審査があり、個人経営者が大学に入り込むのは難しいようですが、逆に彼にしかできない形での取引となり、新しく作った名刺の記載通りに、Fさんは“総合食品卸業”を営む経営者に成ったのです。
彼にとっては非常にラッキーな出来事でした。しかし、これはたまたま起きた奇跡ではなく、目の前に見ている現象や対象物に対して感じるものから、自分の内面意識を知っていく“ミロスシステムの実践”によってつくられる“反ベクトル反転宇宙”というエネルギー空間で起きているのです。
想像を超えたビジネスチャンス
そして、この後、さらに彼の想像を超えたビジネスチャンスがやってきたのです。
以前より、取引先の社長から「ぜひともうちの営業社員にならないか」と誘われていたFさんは、その話を保留にしていましたが、再びその社長に会う機会があり、具体的な条件を聞くことになりました。
今の自営の仕事も継続しながら、給料は現状の1.5倍を提示され、また、年間売上が3000~5000万円を見込む新規事業を担当するという話もあり、条件、やりがい共に、Fさんにとっては非常に良い話でした。
二つの思考のせめぎ合い
しかし、“社員”という言葉から連想するイメージに、彼は二の足を踏んでいました。実は大学を卒業後、約8年間サラリーマンをしていた彼は、その頃に味わった不自由さ、窮屈さがよみがえり、社員になることに恐怖が湧いてきたのです。
彼の中で、“また不自由になるぞ”と囁く思考と、新しいビジネスチャンスに飛び込もうとする意思がしばらくの間せめぎ合っていました。
可能性を奪っていた“思考の枠組み”
しかし、すべては自分の内面意識がつくり出した世界であり、だからこそ、自分の思い通りに創造できることを思い出したのです。
結局、サラリーマン時代の不自由さも、未来に感じる不安も、彼が自分に対していろんな制限や制約で拘束しているがために、外側の世界に不自由さを感じる現象を生み出していたのです。
こうして、自分の思考のメカニズムを客観的に見ることができた彼は、自分から可能性を奪う“思考の枠組み”から抜け出すことができました。
見込み売上が5倍の3億円に…!
その上で、もう一度、社員の話を考えてみると、何も問題はなく、逆にありがたい話に感謝の想いが湧き、彼は新しい世界へ飛び込むことができたのです。
社長と話し、年内で今の仕事を整理し、来年から正式に社員になることが決まりました。
すると、その数日後。Fさんが担当することになっている新規事業の見込み売上が、当初の5倍の3億円にまで膨らんだのです。その数字は魚屋業界では3社分に相当する金額でした。
予想外の展開に、来年からの社員契約を繰り上げ、Fさんはすぐに働くことになりました。そして、驚くことに、彼が懸念していた様々な事が、勝手に、思い通りに整っていったのです。
すべて彼の思い通りに
今の仕事を続けながら、自分のペースで仕事ができること。年内はアルバイト扱いだったはずが、先輩の営業マンを飛び越え、“営業本部長”となり、報酬もきちんといただけること。
仕事も、彼のやり方で自由にできること。等々、Fさんの方からは何も要望していないにも関わらず、すべて彼の思い通りになりました。
誰もが喜ぶ経済をつくりたい
今回の体験を通して、Fさんはミロスの醍醐味と驚異を体験しました。そして、今も尚、彼のプロセスは日々進化し続けています。彼は、最後にこう話してくれました。
「世間にはいろんな問題を抱えている経営者がたくさんいます。仕事を通して、これから出会う人たちに、ミロスシステムを伝えることも自分の大きな仕事だと感じています。そして、誰もが喜ぶ経済をつくりたい。ミロスなら実現可能だと確信しています」
(終わり)