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嫁姑問題に秘策あり!天敵のような姑がみるみる変わっていく

Rossco’s Eyes ~人生を俯瞰する視点~ Vol.237


Introduction

女性なら、結婚したら誰しもに発生する嫁姑の関係。同居、別居に関わらず、切り離せない永遠のテーマです。もともと他人であり、立場も違い、互いに言い分があるため、どこかで折り合いをつけようと思えば、やはり我慢や忍耐が必要になってきます。

しかし、ミロスシステムは、相手と闘うこともなく、また、自分を変えようとする必要もなく、ただ相手を通して“うまくいかない関係性”をつくりだした自分の“無意識の自我”を知っていくだけで、状況をスムーズに変えていくことができるのです。

今回ご紹介する実証例は、天敵のような姑との関係性をミロスシステムで紐解くことで、姑が別人のように変わり、嫁姑問題だけでなく夫婦関係も、人生も、すべてが変わってしまったある女性(Sさん 50代 山梨県)の体験です。

『嫁姑問題に秘策あり!天敵のような姑がみるみる変わっていく』

頻繁に問題を起こす姑

夫の母(姑)とは同居はしていないものの、頻繁に問題を起こす姑に、Sさんはほとほと手を焼いていました。自分勝手で感謝がなく、いつも誰かの悪口や身内に対する怨み言を言っている姑が嫌でたまらず、時には激しく言い争うこともありました。

そんな姑ですから、家族ともうまくいきません。アパートで一人暮らしをしていましたが、浪費癖や金銭トラブルがもとで生活もままならない状態でした。見かねたSさんが代わりにお金の管理をすれば、姑の勝手な思い込みから盗人呼ばわりされる始末…すべてがこんな状態で困り果てていました。

しかし、Sさんがミロスシステムで姑に感じるものを通して、自分の“無意識の自我”を知っていくにつれ、いろんな面で信じられないようなことが起こり、姑にとっても、家族にとっても都合のいい施設に奇跡的に入所することができたのです。

本人も快適な暮らしを楽しみ、Sさんもようやく平穏な生活を送れると思っていました。

トラブルを起こし続ける姑

ところが、またもや姑が問題を起こし出したのです。ある日、施設の担当者から、姑が人間関係でトラブルを起こしていると連絡が入り、他の入居者とうまくやれなければ、ここで暮らせなくなる場合もあると聞かされました。

姑に話を聴くと、後から入所してきた人が自分を無視するので腹が立ち、「人を無視しやがって!バカにしやがって!」と言ってやったと言うのです。

Sさんは、その言いぐさにものすごく腹が立ち、「ここを出されたら、もう行くところはないんだよ!どうなっても知らないからね!」と厳しく咎めました。しかし、姑は悪びれた様子もなく、それどころか自分は施設の中に閉じ込められ、我慢しているのだと、いつものごとく自分勝手な事を言ってきました。

怒りは夫に飛び火し…

さすがにSさんも限界を超え、その怒りは夫に飛び火し、頑張っているのは私だけじゃないかと夫を責めました。しかし、以前なら激しく言い返してきたはずの夫が、妻を通じてミロスシステムを聴くようになってから変わっていたのか、今回は一切反論せずに、彼女の言い分を黙って聞いてくれたのです。

Sさんは、自分の愚かさを感じながら、ミロスに出合う前の自分たち夫婦のことを思い出していました。

毎日のように明け方まで飲み歩き、家に帰ってこない夫を疑い、過去の裏切りを引きずり、ありもしないドラマまでつくり上げ、ずっと夫を責めていたこと。婿養子に入り、Sさんの身内のいざこざに巻き込まれ、ストレスを抱えていただろう夫の気持ちも知らずに、自分だけが被害者であるかのように思っていたこと…。

それは、Sさんが姑に感じているものと何ら変わりませんでした。

姑に感じているものは自分の“無意識の自我”

自分のことしか考えない。感謝がない。思い込みからありもしない事をつくり上げる。自分を正当化し、相手を悪者にしてしまう。被害者意識で怨み言を言う…等々。

まさか、あの姑と同じようなことを自分もしていたとは思いもしませんでしたが、これまでの人生やいろんな人間関係を俯瞰してみると、確かに姑に感じているものは、自分の“無意識の自我”だったのです。

この世の仕組みを理解する

Sさんは、4姉妹の末っ子でありながら実家を継ぎ、自分だけが外れくじを引いたような気持で身内の世話をしていました。その代わりに…と自分を正当化して、実母に子どもの世話などを押し付け自分勝手な振る舞いをしていました。

夫に対しても、疑いの目で見続けていたこと。また、姑の「バカにしやがって!」という言葉は、夫にぶつけたかったSさんの怒りでした。

そして、施設で問題を起こし、ここを追い出されたら行き場のない姑のことを心配するよりも、本当は自分に迷惑がかかることを恐れていたこと。

今まで、姑が、夫が、実母が、姉が…と、巧妙な言い訳をつくり自分を正当化し、相手を悪者にしていたこと…等々、見事に、姑に見ていた行為や、感じていたものが自分に当てはまったのです。

Sさんは、今回の件で、相手のことはよく見えても、自分のことはまったく見えないというこの世の仕組みを、つくづく感じました。

姑の驚くほどの変容

「あれは私だったんだね…」「すべては私でしかなかったんだね」

そう夫に話していくうちに、Sさんから怒りは消え、姑も、面会に行くたびにみるみる変わっていきました。

姑の変容ぶりはSさんの夫も驚くほどで、施設を訪ねるたびに面白いほど変化しているそうです。

夫婦関係も劇的に変わった

「以前は、しかめっ面しか見せたことのなかったお袋が、すっかり若返り、今では本当に可愛らしい笑顔を見せてくれる」

「前は本当に酷くてね、二人が言い争う時、どちらも鬼の形相だったんだよ」と笑いながら話す夫を、うれしそうにSさんは見つめます。

「本当にミロスシステムに出合えてよかった!」そう微笑み合いながら話すSさん夫婦は、嫁姑問題ばかりではなく、夫婦関係も劇的に変わり、人生そのものを再生してしまったのです

(終わり)

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