日本には、借金を苦にして自殺をしてしまう人も多く、その数は先進国ではトップクラスです。お金は生活を維持するには欠かせないものであり、それゆえに不安と恐怖で精神的に追い詰められていきます。
そこで今回は、多額の借金を抱え経営難に陥った会社を、ミロスシステムの実践により、短期間で右肩上がりの成長企業に変容させたある女性(Kさん 40代 鹿児島県)の体験をご紹介します。
『多額の借金・経営難から、短期間で成長企業に変容』
多額の借金
今から19年前、Kさんはいくつかの商材を扱う会社を設立し代表に就任しました。しかし、当時、働こうとしなかった夫に自覚を持ってもらいたいという想いから、代表の座を夫に譲ります。ところが、Kさんの期待は外れ、経営も思わしくなく、彼女は会社から給料さえもらえなくなりました。
やがて、夫婦関係も修復不可能な状態になり離婚。その後、元夫の会社は経営難で銀行からの借入金も返済できなくなり、倒産寸前に追い込まれました。離婚したとはいえ、もとはKさんが設立した会社です。これからの方向性を一緒に話し合うなかで、彼女は、元夫が持っていた子どもの親権を自分に戻すという条件で、多額の借金ごと会社を引き受けることにしたのです。それが今から3年前のことです。
現実を受け入れられない
会社を引き継ぎ、借金の支払い義務が彼女に移ると、銀行から毎日のように“事業計画書”の提出を求める電話がかかってきました。「どうやって返済していくつもりですか?」と詰められますが、何のあてもない彼女は、もう少し待ってもらえるよう頭を下げることしかできませんでした。
夫から親権を取り戻すことはできても、多額の借金、経営者という重責、そして借金を返済しながら子どもを養っていかなくてはならないという大きな負担がのしかかり、「本当にこれでよかったのだろうか…」と悩みました。その頃のKさんは、“お金がない”という現実を受け入れることができず、逃れる方法はないものかと考えていました。
いよいよ支払いが始まり、1か月目、2か月目はなんとかなりましたが、早くも3か月目には支払えなくなりました。この時は運よく当座のお金が用意でき、なんとかしのぐことができましたが、またしても資金が底をつき、さらには、新規事業の話を持ってきてくれた叔父が突然の病で倒れ、唯一の頼みの綱も切れてしまいました。
人生設定の極意を知った
絶体絶命のKさん。しかし、ここが彼女にとって大きな分岐点となったのです。窮地に追い込まれたからこそ、逆に腹が据わり、タイミングよく私の講演会に参加し、固定概念が外れ、“人生設定の極意”を知った彼女は、はっきりと“自分の未来の姿”を捉えたのです。
「元夫の借金は私が返す。そして、世界を目指す」
現状の“マイナスを受け取り”、同時に、大きな目的をもった自分を認識した彼女に、もう恐怖や迷いはなく、おのずと事業計画も定まりました。すると、今までのようにあくせく動かなくとも必要なものが用意されていったのです。
経済の流れが変わる
ありえないロット数で注文が入り、生産工場ともにうれしい悲鳴をあげるほど、その後も勢いは止まらず、どんどん売上は伸びていきました。
難しいと思われた商談も、思わぬところからのアシストでうまく運んだり、海外進出を考え、ある国に意識を向けると、3日も経たないうちにその国でのビジネスにつながる話が飛び込んで来たり…。思いがけないところから、想定外の結果がやってきました。販売先でも考えられないような嬉しい出来事が続出するなど、明らかに“経済の流れ”は別次元を感じさせるほど大きく変わっていったのです。
3年足らずで成長企業に
たとえマイナス的な出来事が起ころうとも、じたばたした時こそ“ミロス”という“新次元の思考”がサポートしてくれました。目の前の現象に映し見ている自分の“無意識”に気づくと、その先には何倍ものプラスがいつも待っていました。彼女がどんな時でも「絶対に大丈夫」と言えたのは、この世のあらゆる事象を高次元から解いたシステムを知っているからでした。
実践体験を通して理解が深まるにつれ、変化するスピードも大きさも増していきました。Kさんの会社は3年足らずで成長企業に変容し、多額の借金も今では残りわずかとなりました。
思い通りを具現化する新次元の魔法
人間は“マイナス”に抵抗しますが、実はそうすることで、同時に存在しているプラスも受け取ることができなくなってしまいます。Kさんが大きく変わったのは、怖がっていた“マイナス”を受け取り、“未来の自分”をはっきりと捉えたあの日からでした。
今の彼女にとってミロスシステムは、“即、結果がでる”“財を産み出し、思い通りを具現化する”“新次元の魔法”になっています。
「システムだからそうなって当然、毎日が面白くて仕方がない!」とKさんは言っています
(終わり)