皆さんが日常生活で体験されている様々なトピックにスポットを当て、人間が常に騙されている「思考のトリック」をまったく新しい視点から紐解いてお話しすることになりました。
題して『ROSSCO’s Eyes 〜人生を俯瞰する視点〜』
今回は具体的なトピックを取り上げる前に、皆さんに必ず知っておいていただきたいことをお伝えしたいと思います。シンプルですが、これを理解するだけでまったく生き方が変わってしまう非常にパワフルな内容です。それでは、さっそく始めましょう。
今までの生き方では絶対にうまくいかない
原因はどこに?
いま書店で最もよく売れるのが、人間が夢を叶え、理想を実現し、豊かで幸せな人生を手に入れる方法が書かれたノウハウ本や占い、悩み解決本だそうです。確かに、そういう成功本が所狭しと並んでいます。それほど幸せになりたい人が世の中にたくさんいるわけですが、言い換えれば、思い通りにいかない、うまく生きられないと思っている人が非常に多いということです。
皆さんがこれまでの人生で思い通りにいかなかった時、その原因はどこにあったでしょうか。相手や環境のせい、または自分のせいにしてきたけれど、原因がわかっているのに問題が終わらない、人生が変わらないのはなぜでしょう。
実は、私たちの住んでいる世界は「あるシステム」でつくられています。そのシステムを知っていれば思い通りに生きられるのですが、人間はそれが存在することすら知らずに生きているのです。
操縦者のいない車
例えば、自分の肉体を1台の車に置き換えてみましょう。まずはこの世界に生まれてくるために、好みの車(肉体)を選びます。その車をシステム通りに上手く乗りこなし、自分の好きな景色を楽しみながら「人生」というドライブをエンジョイする… つもりでいたのに、車に乗った途端に自分が車そのものになってしまうのです。
つまり、操縦する者がいない状態。車はシステム通りに動くようにつくられていますが、車自体がそのシステムを知っているわけではありません。したがって、車(肉体)そのものになってしまった私たちは、システムを忘れた状態で自分勝手な操縦法で走っているようなものなのです。
ですから、たまたま上手く走れても、すぐにどこかに激突して車体(自分)や相手を傷つけます。車は自分で地図もカーナビも見ることはできませんから、こっちかあっちかと道に迷い、袋小路から抜け出せなくなると、道路(環境)や他車(相手)のせいにするのです。それでも、そのおかしさに全く気づかずに自分が正しいと信じ込み「これでいいはずなのに、なんで上手く走らないんだ!このポンコツめ」と、不満を言いながら走り続けているというわけです。
人生を俯瞰する視点
車は操縦してくれる人がいて初めてその車の良さ、個性が発揮できるものです。人生を俯瞰できる視点とは、車になってしまう前の本当の自分、つまりこの世界に生まれた自分のプログラムを生きるための操縦者のような存在の目。
そこから見たとき、初めて自分が今までいかに無謀で馬鹿げた生き方をしていたのかがわかります。これまであたり前に思ってきた事、人生の出来事、「これが自分」だと思ってきた自分までも、実は誤った認識からつくられたバーチャルなものだったということが明らかになります。
そして、人生を俯瞰する視点とは、ある意味、自分の肉体からも、この世界からも脱け出した超人的な視点です。この視点を手に入れた人間には、果たしてどんなことが起こるのでしょうか。すでに多くの人たちがそれを体験し、まるで生きながらにして新しく生まれ直したように、以前とはまったく違う人生をエンジョイされています。例えば…
・離婚寸前の夫婦が互いに本当の愛を知ってなくてはならない最高のパートナーに変わった。
・何年も患った難病が一瞬で消えた、地獄のような借金苦からある日突然解放された。
・荒れた10代の息子が別人のように変容した。
・何代も続いた親子の確執や、DVや虐待で苦しんできた日々が嘘のように家族が再生された。…等々。
人智を超えた領域でしか起こり得ないことが次々と起こり続けているのです。
このシリーズでは、人間が人生全般にわたって遭遇する様々なテーマを紐解いていきます。「もはや今までの生き方では絶対にうまくいかない」ということを理解したときに初めて、あなたは真に新しい生き方にシフトする…これまで見たことも聞いたこともない「未体験ゾーン」に皆さんをお連れしたいと思います。