自分が本当にやりたいと思うものに出会えた人は、人生に成功したも同然だと言います。なぜなら、人は自分の道に入った時、自分本来の記憶に繋がり、そこから生まれる意志が、人生に必要な出会いや出来事を引き寄せていくからです。そして、その意志を素直に育むことで、チャンスはいくらでも目の前にやってくるのです。
今回ご紹介する実証例は、ミロスシステムに出合い、人生がうまくいかない仕組みを知り、それまで囚われていた様々なしがらみから解放され、新しく生まれ変わった自分の中から湧き起こる想いを育み、夢を具現化しているある女性(Iさん 40代 神奈川県)の体験です。
『人生の分岐点で。本当の自分に戻り、自らが決めた人生を体現する』
強い意志に目覚めたIさん
ミロスシステムを知る前のIさんは、人間関係に悩み、また、保育士という幼児教育のプロでありながら育児に行き詰まり、どうすることもできずにいました。
しかし、ミロスに出合い、わが子を通して自分の子ども時代に遡って親子間の確執をリセットし、人生が根源から再生するという体験をした彼女は、今の世の中に一番必要なものはこのシステムだと実感し、たくさんの人たちに伝えたいと思うようになりました。
そして、保育士として、子どもやその親と関わる自分の仕事にも重要な役割を感じだし、“伝えたい”という想いは次第に強い意志に変わっていきました。
セミナーコンテストに挑戦
そんな彼女に、タイミング良く飛び込んできた情報が、全国規模で行われるセミナーコンテストの案内でした。
応募対象はセミナー経験が二年未満の初心者で、自らの成功体験をもとに、人と社会を輝かせるオリジナルのセミナーを作り発表し合うという趣旨に、自分の想いとの一致感を感じたIさんは、“話す”ことへの苦手意識も超え、自分には全く縁がないと思っていた分野に飛び込んだのです。
さっそく主催者側が用意したセミナー講座を受講し、Iさんはコンテストに向けての準備に取りかかりました。
いざ伝えようとするとうまく表現することができず、自分の体験をノウハウに変えてスピーチ原稿にすることの難しさに何度も心がくじけそうになりながらも、いろんな方のアドバイスを受け、ようやく出来上がったセミナーのタイトルは、「幼児教育のプロが伝える“イライラがハッピーに変わる子育て”」
10年間で1000人以上の子どもの保育にあたってきた経験と、わが子を通して自分の人生が再生した体験を活かした、彼女にしか語れないオンリーワンのオリジナルセミナーでした。
コンテスト当日
コンテスト当日。まずは自分のイライラ子育て体験から始まり、多くの母親が抱えているだろう子育ての悩みに寄り添うことで共感を呼び、そこから本題に入っていきました。
なぜ子供にイライラするのか?なぜ自分の子育てに自信がもてないのか?どうして他所の子とわが子を比べてしまうのか?子どもに噴き出す感情や、子どもにかける期待の正体は何か?頑張れば頑張るほど、空回りしてしまうのはどうしてか?
子どもに口酸っぱく言っている言葉や、子どもの言動に、親は自分の無意識を映し見ていることなど、育児書にも載っていなければ、どこへ行っても聴くことのできない“育児に悩まない”ノウハウを語りました。
そして、この全く新しい子育ては、子育ての悩みから解放されるだけでなく、同時に様々な問題が終わっていくことや、親が自分の人生を再生できること、自分が変わることで社会までをも変えていけることを話し、「ママが変われば世界は変わる!」と、子育て真っ只中にいる母親たちにエールを送り、セミナーは終了しました。
未来に向かうプロセス
保育士として、一人の母親として、等身大で表現したIさんの話は、聴衆の心を掴み、結果は第3位という予想外の高評価を得ることができました。惜しくも、決勝戦には進めませんでしたが、彼女にとって大きな一歩を踏み出せた経験となったのです。
その後も、彼女のもとには“話す”ことに関する情報がどんどん集まり、新しいご縁が生まれ、話す機会も増え、その規模も広がりつつあるそうです。
すでに世界に向けてミロスシステムを発信する者としての自覚を持っているIさんは、大舞台で話す自分をリアルに感じ、今そのプロセスを楽しんでいます
(終わり)