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不安を生み出す思考回路をリセット、パニック障害の発作も消えた

Rossco’s Eyes ~人生を俯瞰する視点~ Vol.253


Introduction

現代人の多くは、多少なりとも不安を抱えて生きていますが、通常、不安を感じるからといって日常生活に支障をきたすことはありません。 しかし、近年、自分でもコントロールできない過剰な不安や恐怖が引き金となり、身体に現れる様々な症状に悩む人が増えているのです。

そこで、今回ご紹介する実証例は、あらゆる事に漠然とした不安を抱え、突然起こるパニック障害の発作に怯えていたある主婦(Sさん 40代 沖縄県)が、ミロスシステムに出合い、自分が見ている世界の正体を知っていくことで、不安や恐怖を感じることがなくなり、目の前がみるみる変わっていく面白さを体感しているうちに、気づけば、発作も消えていたという体験です。

『不安を生み出す思考回路をリセット、パニック障害の発作も消えた』

パニック発作を繰り返す

日頃から、子どものこと、お金のこと、仕事のことなど、何に対しても漠然とした恐怖感を、Sさんは持っていました。 夫に話を聴いてもらおうにも、かれこれ17年以上も夫婦らしい会話はなく、彼女はいつも一人でネガティブな感情と戦っていました。

そんななか、数年前から、突然、動悸に襲われ意識が遠のいていくというパニック発作を繰り返すようになり、はっきりとした原因も、治療法も見つからないまま、いつ起こるかわからない発作に怯えていました。

外側に内面意識を映し見ている

しかし、昨年、SNSのあるブログ記事をきっかけにミロスシステムを学び出したSさんは、自分が振り回されている世界がなんであるかを知っていったのです。

目の前の相手に、自分の内面意識を映し見ているという仕組みを知った時、彼女の中で世界の概念が180度変わりました。 すべて自分が生み出しているという新しい世界観は、彼女にとって非常にショッキングであり、とても嬉しいことでした。

見るもの、感じるものから自分の内面意識を知っていくことで、今までと何一つ変わらない世界であるにも関わらず、まったく違う景色に見えました。

様々な人間関係で噴き出す感情も、相手を非難する自分の声も、相手から聞く言葉も、すべてが自分を知るための鍵になり、外側の世界に振り回されなくなっていきました。

夫婦の関係性を紐解く

そして、最も抵抗感のあった夫の見方も変わり、“夫を通して自分を知る”というスタンスから夫婦の関係性を紐解いていくことで、見たこともない自分と出合っていったのです。

Sさんは、夫婦関係において、自分だけが嫌な想いをしていると思っていました。 しかし、夫の視線に感じる“自分への敵対心”や“拒絶感”。 また、“無視をされる”“意見をつぶされる”と感じていたものも、実は自分が自分自身に対して無意識にしている行為だとわかり、非常に驚きました。

これまで、自分の心の声を無視し、自分の意思を偽り、自分を否定し続けていたのは、他でもない彼女自身であり、自分との関係性の悪さを、夫婦の関係性で体験していたのです。

夫が別人のように

また、Sさんも、“夫はこういう人”だと決めつけ、自分の周りに厚い壁を造り、夫を拒絶していました。 理解してもらえないと心を閉ざし、夫を敵対し、夫の言葉に耳を塞いでいました。 今まで悪者だった夫と、自分とがぴったり重なって見えた時、本当にすべてが自分であるという世界を認めざるをえませんでした。

さらに驚いたのは、何も知らないはずの夫が別人のように変わってしまったことでした。 あの嫌な夫が、もうどこにも存在していなかったのです。 この日を境に、夫婦関係もすっかり変わってしまいました。

バーチャルな世界

他にも、不思議なことがたくさん起こりました。 もう何年も連絡をとっていなかった夫側の親戚と会う機会があり、Sさんは、しぶしぶ出かけて行くと、そこでも大嫌いな叔父や叔母が別人に変わっていたのです。

Sさんの記憶の中にある彼らは、嫌味ばかり言う冷たい人たちでした。 それなのに、その日、彼女は親戚中から歓迎され、何のわだかまりもなく会話を楽しむことができたのです。

一体、自分は今まで何を見ていたのだろうかと思うほど、Sさんの目の前には全く違う世界が存在していました。 本当に人間は思考がつくりだしたバーチャルな世界に生きていることを、この時、彼女は痛感したのではないでしょうか。

こうして、自分が見ている世界がなんであるかを知っていくことで、不安や恐怖を感じる必要性もなくなっていきました。 そして、目の前の世界から自分を知るだけで、滞っていたものが一瞬で動き出し、勝手に変わっていく面白さを体感しているうちに、気づけばパニック発作も消えていたのです。

思考回路をリセットできる

いかがでしたでしょうか。 パニック障害の発作は、当人の過去の経験から、心理的、あるいは身体的に危険を察知したとき、潜在意識が起こす発作とも言われていますが、Sさんのように、今、自分が見ているもの、感じているものを通して、自分の内面意識を知ることで、過去のトラウマから生まれた不安や恐怖からも解放されていきます。

実際に、ミロスシステムの実践により、心の病を克服した方からの報告例は実に多く、そのどれもが自分の内面意識を知ることにより、思考回路がリセットされ、現代医学の常識を破る速さで回復しているのです。

心的ストレスが、病の大きな要因になっていると考えられているなか、ストレスを生みだす思考回路をリセットし、新しい生き方を提唱しているミロスシステムは、非常に有効な方法だと言えるのではないでしょうか。

(終わり)

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