1. トップ
  2. Rossco’s Eyes 〜人生を俯瞰できる視点〜

  3. Vol.91


ミラーワールドの魔法 — 自分を知ることで思い通りの世界を引き寄せる

Rossco’s Eyes ~人生を俯瞰する視点~ Vol.91


Introduction

今日ご紹介する実証例は、ミロスプログラムを知り、外側の世界に見ているものや感じるものを通して “見たこともない自分” を知っていくことにより、今まで体験したことのない嬉しい出来事が起こり続けているある男性(Sさん)の体験です。

“自分を知る” とはどういうことなのか。自分を知ることで、なぜ目の前の世界が変わっていくのか。彼の体験を通してお伝えします。

『ミラーワールドの魔法 — 自分を知ることで思い通りの世界を引き寄せる』

突然発症したアレルギー性皮膚炎

「ミロスプログラムに出会い、ただただ素直に “そうなんだ”とシステムを理解し、楽しんでいるだけで、僕の人生のすべてが変わってしまいました」

そう語るSさんがミロスプログラムに出会ったきっかけは、勤務先のそば屋でアレルギー性の皮膚炎を発症し、退職を余儀なくされたことでした。

当時、不規則な生活をしていた彼は、食生活から見直そうと考えていました。そして、玄米食を食べに行った先で、見知らぬ年配の女性からこう言われたのです。

「あなたのような症状なら、この店に行ってみるといいわよ」

Sさんは、この言葉に素直に従って、教えてもらった店に行きました。この出会いがSさんの人生を大きく変えていくことになります。

書籍との衝撃的な出会い

紹介された店に行くと、店の人が一冊の本を彼に勧めてきました。手渡されたのは『ミラーワールドの魔法』(ビオマガジン社刊)という私の著書で、ミロスプログラムの初級編として数年前に出版されたものでした。

それまで、心を癒やす方法など、スピリチュアル系の話に興味を持っていたSさんにとって、まったく違う世界観をもつその本との出会いは、とても衝撃的だったそうです。

主人公が目の前の世界から自分を知っていくことで、冴えない人生が劇的に変わっていくというストーリー。Sさんは、その要所要所に出てくる “自分を知る方法”(ミロスプログラム)をもっと知りたくなり、関連する書籍や講演DVDを手に入れ、毎日のように見ていました。

不思議な出来事が…

実は、すでにその頃から彼の身の回りに、不思議な出来事が起こりはじめていました。

ある日、彼の母と姉が道ばたで話をしていたときのこと。

「もしかしたら、Sさんではないですか? 声に聞き覚えがあるのですが…」

突然、横を通りがかった女性から声をかけられ、びっくりするような話を聞かされたのです。なんとその女性は、Sさんの母が離婚して以来、ずっと音信不通になっていた父の姉(伯母)に当たる人でした。

そこで初めて父が亡くなったことや、Sさんと姉に父が遺産を残してくれていたことを知りました。伯母はその遺産を渡すために、ずっとSさんたち家族の消息を探していたのです。

父が残してくれた遺産は、父と子の空白の時間を超えて届けられた父の愛でした。

父との関係性を紐解いた

失業中だったSさんは、その父の愛から生まれたお金と時間で、ついに『ミラーワールドの魔法』の主人公が体験した実践法のレクチャーを受けることになりました。

さっそくレクチャーを受けた彼は、“自分を知る実践法” に基づいて、嫌っていた父との関係性を紐解いていきました。

実践のポイントは、まったく新しい “空間認識” とその “視点” です。

自分が見ている “外側” の世界は、自分の “内側(無意識)” が反転した世界です。同時に存在している “外側” の世界と自分の “内側” を等しく観る視点から、「これが自分だ」と思っている “表面的な自分” の水面下に潜む無意識を発見していくのです。(『同時存在・二重構造』という高次元システム)

彼は父のことをずっと憎んでいましたが、父の嫌いなところが “無意識に嫌っていた自分の嫌なところ” であり、父を通して自分のことをずっと攻撃していたことに気づいたのです。

幻想の自分を解除する

父を通して彼が感じたもの、また、母を通して彼が感じたもの ─ それを内側の男性性と女性性といいます。自分を知るとは、父(男)と母(女)から生まれた自分の内側にある極性の情報を知ることから始まります。これは、両親でなくても外側の異性から知ることができます。

つまり、人間は、自分の内側を父と母に映して見ているのに、「父はこういう人だ」「母はこんな人です」と思い込んでいるのです。そして、この幻想の父と母との関係性でつくられた幻想の自分を「これが自分だ」と信じています。

この幻想の自分を解除して本当の自分に戻り、本来の自分が持っている未知の可能性をダイナミックに創造する実践法がミロスプログラムです。

では、どうして人間は、生まれながらにしてネガティブな自分(内側)を持っているのでしょうか。

実はそれがこの世に生まれてきた自分のテーマであり、そのテーマを体験するために相応しい環境を与えてくれる父と母を選んで生まれているのです。(詳しくは私の著書『ママとパパをえらんできたよ〜親と子の関係性に隠されたトリック』(三交社刊)を読んでください)

内側の女性性・男性性のリセット

両親から受け継いだ男性性と女性性の情報は、代々、親から子へと連鎖してきた遺伝子の情報です。Sさんの場合、愛したくても愛せなかった悲しみや、愛されたいのに愛されていることを感じられなかった憎しみが、親と子の関係性で繰り返されてきたのです。

すべてが自分の内側であり、思考が見ていた幻想であることを知ったSさんは、体の奥からあふれ出すエネルギーを感じたそうです。

「本当は、父に愛されていたし、僕も父を愛していたんだ。けれども、誰もシステムを知らなかったために、悲しい思いをしてきただけだったんだ」

これまでの親子関係でつくられた、彼の内側の男性性と女性性の誤った情報はリセットされ、新しい男性性と女性性に再生されました。そして今度は、新しく再生された内側が、外側の世界に “嬉しい事象” として表れたのです。

パートナーを引き寄せた

後日、あるイベントに参加したSさんに、またも思いがけない出来事が起こりました。イベント内のある企画で、同じ参加者の女性からプレゼントをもらったことをきっかけに、その女性との交際がスタートしたのです。

自分を知っていくことで、自分に必要な情報や出会いが近づいてきます。Sさんは、自分を知ることで究極のパートナーを引き寄せた『ミラーワールドの魔法』の主人公と同じ体験をしたのです。

(シリーズおわり)

同じジャンルの記事

Vol.67“答え”のない世界からの脱出【前半】

Vol.52結婚に希望を持てない女性へ【後半】

Vol.82自分を知ることで世界は変えられる【前半】

おすすめの書籍
THE ANSWER

書籍 新次元思考テクノロジー 〜対立を超える視点〜 ROSSCOが生涯をかけて伝え続けた「持続可能な人類のために絶対必要な意識のテクノロジー」とは―。
販売価格 1,980円(税込み)
商品の詳細へ

MIROSSが学べるスクールのご紹介
ミロスアカデミー ミロスアカデミーオンライン