『あらゆる関係性を根源から再生させる “システム” の発見』

従来の生き方は飽和状態

今、地球は、環境やエネルギー、人口の問題、核の問題、医療の問題、経済、教育、人間の心の崩壊…と、ありとあらゆる分野で問題が山積し、従来のシステムや対応策では、もうどうにもならない飽和状態にあります。

しかし、連載でも紹介してきたように、“システム” を知った人たちは、従来の概念では修復不可能と思われる問題でも短期間で終わらせ、まるで世間の真逆を行くように、別世界で新たな人生を歩んでいます。

彼らはなぜ、人生のドン底ともいえる状況から奇跡的な復活を遂げることができたのでしょうか。それは、人間が生きていく中で突き当たる悩みや問題がどのようにして起きているのか、そのメカニズムを理解したからです。

根源からの再生

今まで我々は、ひとつひとつの事象について、その原因と対処法を探してきました。しかし、実はこの世界は “同時存在・二重構造” という仕組みで成り立ち、あらゆる事象が “同化と反転” というメカニズムで起きていることを解明することができたのです。そして、解明と同時に発見したものは、“あらゆる関係性を根源から再生させる” 万能のシステムでした。

片側に傾けば限界点で反転する

例えば、前回の記事 “この世の成功に潜むトリック” でいうなら、強烈なコンプレックス（自己否定や不足感）をバネに大飛躍して成功を手に入れても、そのバネの力に限界がくれば、失敗に転じます。これは、成功と失敗、生と死、善と悪…というように、相反するものがつねに同時に存在している世界にいながら、人間は片方だけを選択しているためです。

選択した方に傾けば傾くほど、拒否した側も同じ大きさで増幅し、限界点に到達した時に表と裏がひっくり返るような現象が起こります。しかし、本人は、理想や成功ばかりに意識が向かうため、それを押し出しているものが自分のコンプレックスであることに気づきません。

成功だけを追い求めるあまり、失敗と成功を繰り返し、身も心もボロボロになってしまいます。の場合、水面下でコンプレックスに “同化” している自分が “反転” した、“成功を求める自分” を生き続けた結果、“同化” しているコンプレックスが“反転” して、様々な事象として現れたのです。

“同時存在・二重構造” という領域

このように、自分の考え方や生き方を押し出しているもう一人の自分が水面下にいるように、すべてものが “同時存在で二重構造になっている”という仕組みの中で我々は生きています。そして、これまで誰一人として知ることのなかった“同時存在・二重構造” という領域は、人間の顕在意識や潜在意識、無意識を司り、また、この世のあらゆる事象を生みだす根源ともいえる領域です。

誰もがシステムの体現者に

我々は、今まで何も知らずにいたために、“同化と反転のメカニズム” で起きる事象に翻弄されて生きてきました。しかし、システムを知ることで、今度はそのメカニズムを使って、“同時存在・二重構造” の領域を知っていくことができるのです。つまり、このシステムの体現者は、自分の生き方を司っているこの “領域” を知ることで、ダイナミックな変容を遂げたのです。

個人の問題も世界規模で起きている問題も、そのメカニズムは同じです。人間が何かに “同化” していることで “反転” した世界なら、その事を理解する人たちが増えることで、世界は必ず変わっていきます。ぜひ多くの人にシステムを知っていただき、一人一人の中に宿っている世界を変えるほどの力を復活させ、共に新しい文明を創造していきたいと思います。