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生まれ直しのプロセス〜始まりは“病”から〜

Rossco’s Eyes ~人生を俯瞰する視点~ Vol.287


Introduction

医療の分野は目覚ましい進歩を遂げていますが、なぜ病気を持っていない人の方が珍しいという現実が展開しているのでしょうか。

今回は、病というシリアスなテーマにスポットを当て、新次元の思考テクノロジー・ミロスが入ることでどのような事が起こり得るのか、ある女性(Uさん 50代 神奈川県)の体験に基づきお伝えします。

突然、発覚した重い病状に感じるものを自分の人生と照らし合わせていくことで、生き方のパターンを自分の中に見つけ出し、人生を再生させていくUさんのプロセスは、病は悪いもの、怖いものではなく、本当の意味で「生きる」という方向性へ導いてくれるものであることをはっきりと教えてくれています。

『生まれ直しのプロセス〜始まりは“病”から〜』

生き方見直しのシグナル

腹部に尋常でない異変を感じ、Uさんは消化器内科を受診しましたが腸疾患の疑いはなく、担当医の機転で別病院の婦人科で再び検査を受け、そこで初めて自分の体が大変な状態であることを知ります。

卵巣が腫れ上がり、水が溜まり、中には腫瘍もできていました。そして、卵巣にできた腫瘍は取り出してみないと悪性か良性かもわからないため手術は免れず、もし悪性なら全て摘出することも告げられました。

しかし、「生きること」にあまり執着のないUさんは、そんな厳しい状況も他人事のように感じていました。

手術に向けた診察や検査が始まり2週間ほど経った頃、今度は特別養護老人ホームにいる実母が脳梗塞で入院することになり、さらに肺炎も併発し、いつ急変してもおかしくないという状態でした。

自分のことは淡々としていられましたが、さすがに母のこととなるとネガティブな感情を押さえることができませんでした。

しかし、ミロスシステムを学んでいたUさんは、いつまでも感情に浸かることはありませんでした。新次元の知性で、苦しむ母の姿に感じるものから、自分ではわからない無意識の生き方を見つけていったのです。

病を通して自分の大元のパターンを知る

高熱を出し、ゼイゼイと苦しそうに息をしている母を見て感じたことは、言いたいことも言えず、出したいことも出せずにいる窒息寸前の自分でした。

「息ができないのは私だ。死にそうなのは私だったのか」

そう感じると、自分を映し見せてくれた母に熱いものがあふれ出し、絶望的な感情も消えていきました。

その後、Uさんの母は奇跡的に危篤状態を脱し容態も落ち着いていきました。海外に住んでいる息子(Uさんの弟)や、ずいぶん会っていなかった親戚も駆けつけてくれたことで安心したそうです。

そして、やっと自分の手術に集中できるようになったUさんは、今度は自身の入院生活や手術を通して、病をつくり出していた大元のパターンを知っていくのです。

実はUさんは、自分が手術を受けることを誰にも話していませんでした。病院からは大がかりな手術になるため付添人が必要だと言われていましたが、誰にも心配をかけたくないという思いから、一人で何とかしようとしていました。

しかし、母の件で弟に話す機会ができ、手術当日も付添人になってもらえることになりました。母が弟を呼び寄せてくれたとしか思えませんでした。結局、手術は9時間にも及ぶ大手術になり、腫瘍は悪性とわかり、全て摘出されました。

麻酔から醒めた直後は、呼吸の仕方を忘れてしまったように息苦しさを感じましたが、実際には何も問題はありませんでした。ただ、息をしようと必死に喘ぐ自分に彼女はとても驚いたのです。

なぜなら、子どもの頃から「生きること」に執着のない自分が、本当はこんなにも生きようとしていたことを知ったからです。その時、初めて、今生きていることに感謝がわいたそうです。

麻酔が切れると、次は激しい痛みに襲われました。しかし、血圧が低すぎて痛み止めを使うことができないUさんは、激痛に耐えるしかありませんでした。

痛みで息もできず、眠ることもできず、朦朧とする中、こんなことを考えていました。

「血圧を下げているのは私だ。麻酔を拒んでいるのも私。そうやって私はずっと外からの助けを拒んできたんだ」

また、”自分の身は自分で守る” ”私は一人でも大丈夫” だと思って生きてきましたが、その生き方こそが病をつくり出していることを知っていくのです。

自分を防御しつつ攻撃していた

実は幼い頃から、父の仕事の関係で国内外を問わず引っ越しと転校を繰り返してきた彼女は、外国でいじめや人種差別を受けたこともありました。

また、父や母の言葉に傷つき、自分の存在そのものに罪悪感を持っていた彼女は、どこにも心の拠り所がなく、いつしか自分の身を守れるのは自分しかいない、誰にも頼らずに生きていくにはどうしたらいいのかと考えるようになっていました。

社会に出てから、海外生活で身についた英語力のおかげで通訳や翻訳の仕事で高く評価され、そこに自分の価値を見出したUさんは、がむしゃらに働き過ぎた結果、身体を壊し全く動けなくなった時、ミロスシステムに出合ったのです。

今回の事でUさんは、自分をいろんな外敵から防御してきたつもりが、自分の殻に閉じこもり、私は一人でも大丈夫だと他人の助けを拒み、自ら厳しい状況に追い込んでいたことを知りました。

「まるで一人DVじゃないか・・・」

今までいろんな事を乗り越えてきただけに、まさか防御することで自分を猛攻撃していたとは思ってもみなかったのです。

子どもの頃からどこかしこに痛みを抱えていたのも、このためだとわかりました。

全体性がわかれば人生はリセット・再生する

こうして人生の全体像が紐解けたことで、Uさんの生き方は完全にリセットされました。いろんな事を感じ一晩明けた頃には痛みもだいぶ薄らいで、その後は嘘のように痛みは消えていきました。

そして、術後1か月が過ぎた頃、病院から最終的な診断結果が届き、摘出した卵巣は「悪性の癌」に冒されていたことを知りました。しかし、Uさんには癌や病という実感はなく、自分の隠していたもの、溜め込んでいたものを全部取り出し、しっかりと観ることができたという感覚しかありませんでした。

仕事の方も、長期の休暇をとったため契約の打ち切りを覚悟していましたが、極めて例外的な扱いで、無理のない勤務体制で復帰させてもらえたのです。

病を通して、本当の意味で「生きる」ことに目覚めたUさんは、これから始まる新しい人生にワクワクしています。

今まで人間は、根源的な原因を知らずに病に抵抗し闘ってきましたが、新次元の知性を持つことで、病との向き合い方はまったく変わります。人間の病に対する認識が変わり、そこに大きな可能性が生まれる。病に対する不安や恐怖から人間が解放される日も近いでしょう。

(終わり)

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